3大女性ヴォイス・パフォーマー/その1.Meredith Monk | 純粋に音楽を楽しむ。。。でも、うんちくも語るかも( ´∀`)
先日の記事「Ave Maria 聴き比べ 」

この中でニナ・ハーゲンを紹介してから、ヴォイス・パフォーマーが聴きたくなり、私が勝手に思う3大女性ヴォイス・パフォーマーを紹介。

本日はまずその中の一人。

Meredith Monk
(メレディス・モンク)先生


Meredith Monkとは、アメリカのヴォイス・パフォーマーであり、コンポーザーであり、
フィルム・メーカーでもあり、振付師でもある。
舞台や映画において、曲や振り付けなどトータルして作品を手がける人なのだ。

その代表的な作品が

「Book Of Days」

この映画の内容は、
「時は中世の時代。ユダヤ教徒のコミュニティーに住むとある少女は、現代を見ることが出来きる。
現代に存在する飛行機などを壁に描くのだが、彼女の事を理解してくれるのが、唯一「Mad Woman」と呼ばれる人のみ。その後、疫病が蔓延し、村人達は死んで行った。そして、20世紀になり少女が書いた壁が発見された。。。」
中世と現代を交差させながら、人間のあり方を描いた映画。

その中の一曲



「Mad Woman」を演じているのが、Meredith Monk。

Meredith Monkで、「Book Of Days」以外に好きなのが

「Facing North」



「Dolmen Music」



「Dolmen Music」は1981年にリリースされたもので、
のちにBjorkがカバーした「Gotham Lullaby 」が収録されている。

1999年のBjork & Brodsky QuartetによるGotham Lullaby



このカヴァー曲を聞いて、Monk先生はこんなコメントをした。

「ビョークは、私の歌の1曲、「ゴーサム・ララバイ」(「ニューヨークの子守唄」)を歌っていました。私の(声楽の)学生のひとりがくれた MP3 ファイルで彼女の歌を聴き、私は彼女にすごく興味を持ちました。その後、彼女に会いお互いとても好きになったのです。ビョークはとても素敵なスピリットをもった人です」

さて、最後にMonk先生のオリジナル曲で終わりにしようと思う。
以下の動画は2004年のライブ。Monk先生62才の時である。
1981年にリリースされた時と変わらぬ歌声なのが,素晴らしい。
今もなお現役のヴォイス・パフォーマー、Meredith Monk先生なのである。