いにしえの調べに 似た言霊は
時の彼方を 越え
今宵 この胸に
溢るるごとく 宿る

光のどけき 春を 恋う
されど 戻らぬ人に
思いは 届かず

儚き自分を さらけ出すのも
まことの強さ
ためらわず その雫を
愛しき人のもとへ



月は 太陽の 証人(あかしびと)となり
永遠に 捧ぐる
ことも 恐れずに
蒼き光を 放つ

うつせみの命 燃やして
咲かせた華を 摘みしは
情もなき 嵐

叶わぬ夢は 涙 綾なす
万華鏡
止めどなく 流るる想いは
舞い散る雪をも 焦がす



縁(えにし)の色は 薄れけど
あまたの吐息 重ねて
逢瀬の橋を 再び 掛けよう



儚き自分を さらけ出すのも
まことの強さ
ためらわず その雫を
愛しき人のもとへ



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あかしびと  とは
戦国時代で 人質  の意味です。
サイト「侍の言葉」より

あまた= たくさん
逢瀬= 出会い

月を 私   
太陽を あなた に
例えました


        芸 術

芸術に 社会の地位の顔は
必要なのか ?
そこはかとなく いいものは
いいのです

そこには 決まりも 上下もなくて
人の心を 打つことが 唯一の条件

貧しい農夫が 爪を灯して
何かを 生み出すのも芸術

身なりの汚い 悪女が
天才的に演奏するのも芸術

芸術は 自由という言葉に
放たれ

社会の秩序という枠には
ハマりきらない

見る人 聴く人によって
100通りの 神秘性を帯び
魅惑に限度はない

だから 芸術は 素晴らしい
国境を越え
宗派を越え
性別さえも 問わない

一瞬にして 人を釘付けにする
芸術は 誰か 特定の人によって
閉じ込めてしまっては
いけないもの

だから 自由に 羽ばたけ 芸術よ
何者をにも 汚されないで



           潮 騒

みぞれを いいわけに
より添う 肩越し

傘を 持つ手が 冷たそう


あなたの 横顔の 向こうでは
ほんのり 水平線が かすんでは
白いしぶきに 見え隠れ


ジャンパーのポケットの片方に
そっと手を 忍ばせると
あったかい笑顔が 振り向いた


思わず 微笑み 返したら
口もとが ぴりっと 凍りそう





追伸
前回の わだち咲ク♪  も 
よろしかったら 聞いてやって下さい