いにしえの調べに 似た言霊は
時の彼方を 越え
今宵 この胸に
溢るるごとく 宿る

光のどけき 春を 恋う
されど 戻らぬ人に
思いは 届かず

儚き自分を さらけ出すのも
まことの強さ
ためらわず その雫を
愛しき人のもとへ



月は 太陽の 証人(あかしびと)となり
永遠に 捧ぐる
ことも 恐れずに
蒼き光を 放つ

うつせみの命 燃やして
咲かせた華を 摘みしは
情もなき 嵐

叶わぬ夢は 涙 綾なす
万華鏡
止めどなく 流るる想いは
舞い散る雪をも 焦がす



縁(えにし)の色は 薄れけど
あまたの吐息 重ねて
逢瀬の橋を 再び 掛けよう



儚き自分を さらけ出すのも
まことの強さ
ためらわず その雫を
愛しき人のもとへ



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あかしびと  とは
戦国時代で 人質  の意味です。
サイト「侍の言葉」より

あまた= たくさん
逢瀬= 出会い

月を 私   
太陽を あなた に
例えました