ピョピョ…チュンチュン…
高らかに鳴く鳥の声、カーテンの隙間から覗かせる日差し、そして香ばしく甘ったるい紅茶の香りに鼻が擽られる朝…
セ【坊っちゃん…坊っちゃん…?】
耳元で低く優しい声が今日も聞こえる…
シ【ん—…?】
セ【おはようございます…坊っちゃん】
僕は眠気が残る中、目を擦りつつ体を起こし
シ【…嗚呼】
セ【本日の朝食は—…】
まだボンヤリとしている僕にはセバスチャンの声も頭に入らない
(昨日遅くまで仕事をしていたのがまずかったな…)
欠伸をもらしながらも適当に相づちをうつ僕
セ【坊っちゃん…?】
シ【……………】
(まずいな…瞼が開かない)
セ【クス…おやおや。まだ起きられないのですか…?】
シ【……うるさい…ただ考え事をしているだけだ】
(あ—…いちいち気に触る奴だ…)
セ【ならば早く目をお開けになってください…本日は朝食後帝王学の権威ユーグ教授がお見えになります】
スケジュールを説明しながらも手際よく僕に服を着せる
(そうか…今日はユーグ教授が来るのか…)
シ【分かった…ならば先に朝食を用意しろ…僕もすぐ向かう】
セ【………御意】
セバスチャンは不適に笑みを浮かべながらも僕の部屋から退室し
シ【……朝食にはまだ時間が掛かるだろう…少し横になるとするか】
僕は珍しく再び眠りに落ちた
………
……………
………………
シ【ン……】
何かがのし掛かるような違和感がありうまく寝返りがうてない
セ【坊っちゃん…あれだけ目をお開け下さいと言っておいたのに…二度寝とは…悪魔を舐めていらっしゃるのですか?】
シ【ン……?セバ…スチャン…?重い…ぞ…どけ】
虚ろに目を開けるとそこには僕の上に股がってのし掛かっているセバスチャンの姿があった
セ【悪い子にはお仕置きが必要ですね…?】
(お仕置き…?)
シ【ふざけるな…主人である僕の命令が聞こえないのか…?其処をどけセバスチャン】
セ【おやおや…逃げるのですか?】
シ【意味わからないことを…邪魔だ】
僕はのし掛かっているセバスチャンを見上げながら呟き
セ【その命令は…聞けません。なんせ…お仕置きですから】
シ【なッ…ふざけるな!!】
セ【無駄な抵抗は無意味ですよ…坊っちゃん】
シ【やめろ!!離ッ…!!】
セバスチャンは暴れる僕の手を片手で掴み頭の上で拘束しもう片方の手で顎を掴み無理矢理口付けし
シ【ンンッ…セバッ…ス…//】
(クソッ…力が入らない)
セ【クス…おやおや坊っちゃん…これはお仕置きですよ?そんな表情を浮かべるなんて…】
シ【ッ…ハァ…貴様…//】
セ【私は貴様ではなく…セバスチャンですよ…シエル坊っちゃま】
シ【ッ…み、耳元で囁くな!!//】
セ【さて…お目覚めになりましたか?もう時間がありません…急いで朝食を済ませてください】
シ【き、貴様が偉そうに言うな—!!//】
セ【あ、言い忘れていましたが無防備なのは私の前だけにして下さいね?】
不適に笑みながら僕の部屋を出ていくセバスチャン
シ【なッ//ふざけるな!!//】
そう言いながら真っ赤になる僕の顔は………
(こんな無様な顔…誰にも見せられん)
溜め息溢しながら自らも部屋を後にするのであった
—END—
無理矢理のシチュエーション
キャラ崩れ申し訳ありません