檜を使った浴槽は気持ちがいい。
所謂日本古来の浴槽で、
最近流行りの素材・・・FRP(繊維強化プラスチック) · 人工大理石 · ステンレス · ホーロー に比べると何とも言えない風味がある。
今日はお仕事をお休みして、
本来なら静かにしていなくてはならないところだが。
たかが風邪・・・私の風邪は鼻水がとめどもなく出て仕事にならない・・・ということで、多分暇を持て余しているであろう、
唐橋卓球店へ。
何時ものように代々木駅前で天然タイ焼きのお土産を買っていくと、
N君がいて、色々相談に乗って貰った。
N君は中野のピンポンチーム(TOM)に所属していて、
全日本に出場するようなメンバーが沢山いるそのチームで励んでいるらしい。
ピンポン再開から1年半。
こういう卓球をやりたいと、イメージしたのは
高校時代の主将Fさんのピンポン。
決して球速は速くないが、コース取りが上手く(=殆どサイドラインを切るようなコース)、
それでいて激しいラリーにも十分対応するスタイルを思い出して、
中国式ラケットにチャレンジした。
因みにFさんは2年連続で県内三冠王となり、
団体戦は勿論ダブルス、シングルスでもインターハイに行った。
しかしもともとそれほど上手くもなく、運動神経も良くない私ではなかなか対応できず、
先日、ふと思いついたかのように昔馴染みの日本式ペンホルダーを使ったら存外にいい球が打てて、
現在所有する日本式ペンホルダーも20数年前に購入したものだし、ここはひとつリニューアルをと新しいラケットを買いに行った。
卓球は私がピンポンをやめて大きくルールが変わっており、
その最たるものはピンポン玉の変更。
セルロイド製直径38mmからプラスティック製直径40mmに変更されて、それは全体のスタイルを変えた。
用具の方もその変更に合わせるように嘗ての檜単板や木材5枚合板や7枚合板から、合板の中にカーボン素材を入れることによって反発係数を高め、ボールのサイズ変更によるものをクリアした。
そんななか、檜単板の打感が懐かしくなって、
その素材のラケットを求めたのだが・・・
極論すれば、嘗ての檜素材は最早日本に存在せず、
多くは輸入に依存している。
それでも品質的には低下しても檜素材の単板ラケットはある。
今回注目したのは卓球の大手メーカーであるタマス(バタフライ)社のCypress Series。
GとVとTと三段階の商品があるが、
多分ラケットを購入するのも最後だろうと最上級品を選択した。
店員さんに色々尋ねて決定した。
決定の最終判断は目の詰まり(木目の細密さ)であったのだが、
実際に購入してきて嘗て(多分30年ほど前)に7~8千円で購入したラケットと比較すると、その木目は明らかにまばら。
つまり、余り反発がよくない!?
G・V・Tの三段階があり、値段の方も最下位と最上位では2倍以上違うのだが・・・
しかし、日本の現状においては多分最高級?
なんというか日本林業の衰退を目の当たりにしたというか・・・
そうは言いつつも、とても素敵なラケットを入手。
風邪で体調はいまいちながら、
明日の渋谷区スポーツセンターでの練習で「筆おろし」。
さて、結果は??
四の五の言うより先ずは自分の技量アップが先決??
随分慣れた中国式ラケットの裏面打ち。
反射的にラバーを貼っていないラケットの裏面で打って、
カコ~ンという音と共に
「あれっ」とならないようにしないと??
それにしても・・・
地球温暖化という免罪符のような言葉のもとに
嘗ての古き良きものがだんだん失われていくのは何とも寂しい。
さてさて、昭和の卓球人は自己満足を得られるか???