代々木八幡宮にお詣りした後は本日の最大目的地戸栗美術館へ。

 

 

 

戸栗美術館は古伊万里が蒐集されていて、

時々特集(特別展示会)がある。

現在は「鍋島と金襴手ー繰り返しの美ー展」が開催中で、

17世紀中ごろの作品群を鑑賞してきた。

 

 

 

それぞれの作品・・・当時は日用品だったのかも知れない?・・・は、

ひとつひとつの器の中が小宇宙となったかのような、

細密にして大胆な構図、

よくもまあ筆で直線を書けるものだと感心した。

 

現在も優れた作品を出し続ける大川内山( 

 

 

)には帰省の際に訪れるが、

大川内山という旧鍋島藩窯が集積される前、

豊臣秀吉の朝鮮出兵後に朝鮮の陶工「李三平」が有田で磁器となる土を発見し、

そこから大いに発展。

 

優れた作品は欧州の王侯貴族の好むところとなり、

マイセンもそれを模倣したという。

 

実家は小城鍋島藩の御用呉服屋兼染付を江戸時代からやっていたため、

今でいう古伊万里=有田焼の大皿など小城鍋島家から拝領したものが沢山あって、

親戚が集まって料理などを並べるのに使われていた。

だから、美術館で見かける大皿などは珍しいというより懐かしいという感覚が強い。

 

そういえば、今日から有田の陶器市が始まった。

佐賀県人口80万人を大きく超える来客のある陶器市、久しぶりに行ってみたい気もするが、

陶器市は百貨店のバーゲンのようなもので、

本当に欲しいものは滅多に手に入らないが・・・

 

それにしても・・・

戸栗美術館の筋向いのマンション・ベランダにあった美術品はなに?

 

 

戸栗美術館の鑑賞の後は近くの鍋島松濤公園へ。

若葉が美しく、八重桜も少しだけ残っていて美しかったが、

真ん中に位置する大きな池がアオコだろうか?

水草が生い茂っていて、

亀も息をするのに水草の合間から顔を出す必要がある始末。

 

 

 

 

 

 

一応区立なのだから、

渋谷区にはもうちょいと整備(清掃)をして欲しいところではある。