仕事を終えて自宅に戻ると本が届いていた。

三省堂「模範六法」。

学生時代はこれで法律を学んだ。

 

 

当時(約45年前)と比較すると50%(=1.5倍)は本の厚みが増している。

そして文字サイズが・・・

 

実家では所謂近視の眼鏡は誰も掛けていない。

一族郎党比較的目がいい。

私も66歳にして本は裸眼で読む。

 

比較的文字の大きな文庫本は勿論、読みかけの全集(松本清張、藤沢周平、司馬遼太郎)なども裸眼で充分読める。

 

 

以前読んだアイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」三分冊は一冊が朝ドラ「あさが来た」の原作「小説土佐堀川・広岡浅子の生涯(古川智映子著)」340頁の9冊分に当たる文字数で、文字も小さかったが、今回の模範六法は最早裸眼では無理!!

最近読んだ牧野富太郎著「草木とともに」と比較すると一目瞭然。

老眼鏡かハズキルーペを使用しないと読めない。

 

 

それにしても・・・

有斐閣の六法全書は小さな文字で法律の条文が書かれているだけだったが、模範六法は判例がふんだんに書き込まれていて、読み物として面白い。

 

AIの進化は法律事務所の職員の仕事を奪うと言われている。

確かに、多くの判例と新しい事件(訴訟)との整合性を確認するには人がやるよりAIの方が余程速い。

模範六法にAI規制法が載るのは案外早いかも?

 

書斎に追加した退屈しのぎの模範六法は・・・新しい玩具?

講談社の「語源辞典」や角川

書店の「大字源」も何かを調べるというより、辞書そのものが面白いのと同様、模範六法は恰も独立した読み物のよう!?

 

憲法の原文(英語)が載っていた。

憲法改正論議もちょいときな臭く煙が上がっているが、

現在の日本憲法が未完成であるが故の平和であるというのもまた事実で・・・