昨日は大相撲で快挙。
110年ぶりの新入幕力士の優勝。
大正時代、一年に10日間2場所の時代以来の事だというが・・・
新入幕の尊富士が独走して、それを尊富士同様まだ髷が結えていない新入幕2場所目の大の里が追いかけるという、番付からするとあり得ない優勝争いになったが、
外野から見ると新人の奮闘には快哉を送りたい。
大相撲は良く観るものでもないが、
殊にモンゴル勢の強さに日本勢が負ける様子がちょいと残念だったし、何より元横綱の喧嘩さながらのいきなり肘打ち作法は、
神事たる相撲にはあってはいけないものだった。
素晴らしい戦績を残しつつ親方(年寄職)になって、弟子の暴力事件に対し異常な仕打ちとなっているのも他の年寄衆の現役時代に根を持つことがあるのかも知れないし、或いは神事という名のもとにエンターテナー的行動が許しがたかったという思いもあるのかも知れない。
嘗ての外国人力士、高見山や曙、琴欧州などはその意味で「郷に入っては郷に従え」という謙虚さがあったのだが、
モンゴル出身力士は数が増えるごとに伝統の破壊的行為が目立ってきていたし、仕方のないことかも知れないが・・・
そうした中にあって大の里関と尊富士関という有望若手力士の躍進は多くの相撲ファンにとって「わが意を得たり」の感があったのではないか、と?
大正時代に新入幕初優勝を果たした両國関は関脇まで出世したが、尊富士関にしてもこれからは研究されて順調に出世することは大変な努力を必要とするのだろうが、
国技であると同時に神事でもある相撲の世界を盛り立てて欲しいと切に思う。
野球の方は数えきれないほどのNPB選手がMLBに移籍して、今年もまたテレビ放送も少なくなりそうだが、
今まさに春の高校野球選手権真っ最中で、やはり野球は人気スポーツ。
そんな中、MLB大谷選手の通訳水原氏のトラブルでなにやらメディアに大きく取り上げられているが、
事の真相も明らかになっていないし、状況を見守るしかない。
スポーツ選手はアメリカにおいてはリスペクトされる存在であり、その稼ぎも大変な数字ではある。
しかし、選手である期間は短く、日本においても引退後の人生模様は様々で、憧憬の対象であり続けるのは難しい。
見る側とみられる側。
次々に現れる有望な選手と、現役を続けたい選手。
移ろいゆく・・・流れる時間の中で観たい選手やチームを追いかける観衆・・・
翻って自分の事となると・・・
まだ体はそれなりに動かすことができるため
ピンポンに野球にロードバイクと楽しむことができているが、
いずれできなくなる時期が訪れるのだろう。
スポーツを観て、聴いて、自分でやって・・・
愉しむ方法は色々ある。
プロスポーツ選手には申し訳ないが、その愉しみのネタとして、
頑張って欲しい。