NHK BS時代劇がなかなか面白い。

前回の「あきない世伝 金と銀」はとても面白くて、日曜放送のそれを毎週録画に設定いていたら次なる時代劇「銀漢の賦」というのが録画されていて・・・

 

 

前シリーズほど面白くはないが、多分テーゼとなっている蘇軾(蘇東坡)の漢詩、銀漢の賦(=中秋月)「暮雲収盡溢清寒 銀漢無聲轉玉盤 此生此夜不長好 明月明年何處看」を読んで、漢詩→篆刻と連想して、

久しぶりに篆刻をしたくなってきた。

癌の定期観察に行く帰りには「キョー和

 

 

 」に必ず立ち寄って、使う予定もない書道用品をついつい買い込んで、今や篆刻材料や篆刻のための彫刻刀が沢山!?

篆刻と言えば・・・

 

 

 

新しい友人には篆刻を贈る習慣があった。

その友人が女性であるときは、篆刻材の側面に白居易の「長恨歌」の一節を彫ることにしていた。

その一節とは、

「囘眸一笑百媚生 六宮粉黛無顔色」(瞳を巡らして一笑すれば、六宮りっきゅうのふんたいがんしょくなし)という美貌の極致(=楊貴妃?)をあらわしたもので・・・

因みに愛用の「中国名詩鑑賞辞典」の長恨歌のページには、仙台の美女の写真が栞としてあった。

 

相変わらず、毛筆は下手。

高級長毛筆を購入するも、端渓の硯に「玉品」の墨で摺っても、下手は下手。

しかし篆刻は・・・下手さを小細工して??

 

篆刻もまた、ひたすら自己満足できる趣味のひとつではある??