卓球の全日本選手権も終わり、パリ五輪の出場メンバーは様々な競技において誰が出るか決定ているように、卓球も男女のシングルス代表が決定した。
同時に団体戦のメンバーもほぼ確定してきたが、
先の東京五輪において日本人初の金メダルを獲得した伊藤美誠選手の動向について、全日本選手権においても6回戦で敗退したこともあってなにかと喧しい。

伊東選手は2~3年前は世界ランキング2位という実力で、圧倒的な実力を以って中国の脅威となっていたが、現在は成績的にイマイチふるっていない。
そういうこともあってか、また今回女子ダブルスやミックスダブルスに出場せず女子シングルスに絞って参加した結果の6回戦敗退で、更には本人の会見で弱気な発言もあったため、
例によってSNSなどで無責任な攻撃的指摘が多々あった。

卓球は現在中国が圧倒的にリードしており、
その仕組みは10歳以下の子供のころから見込みのある選手を育て上げるという、ある意味非人道的な感じでもあるが、
毎年世界トップ選手を排出し、それらの選手がそのままコーチや監督になるという流れになっており、所謂「技術の伝承」がスムーズである。

同じような仕組みは日本にもあり、エリートアカデミーを作ったり、日本選手権で活躍した選手がそのままコーチや監督になったりという・・・
尤も、世界を観れば、やはりチャンピョンになるためには中国選手を打ち負かす必要があり、元中国代表レベルの選手をコーチにしている場合も多い。

また卓球のプロリーグも発足し、そこに中国をはじめ、台湾・韓国などの選手も混じって切磋琢磨する環境も整っている。
伊藤選手も日本生命レッドエルフのメンバーとして今回の全日本でベスト4まで行った赤江夏星選手や優勝した早田ひな選手もいて練習環境も整っている。

なんだかほんのちょっと微妙な感覚的ずれだけのような気もする。
ただ、20年以上前は全日本選手権で10代の選手が優勝するなんて考えられなかった頃と比べると、今や10代半ばの選手でも優勝可能性が極めて高くなっており、まだ23歳という伊藤選手だが、既にベテランと言ってもおかしくないほど選手活躍年齢が低下しているのも事実。

私が中学の卓球部にいた頃、顧問の先生が世界選手権名古屋大会で優勝した小和田敏子さんの色紙を持ってきてくれたが、
当時(1960年~70年代)の日本は世界の卓球界をリードしていた。
果たしてそういう時代は再び来るのだろうか?
伊藤選手には勿論、早田選手をはじめ若手の選手を含めて頑張って欲しいところである。

ぼちぼちお仕事に出掛ける時間。
風邪はまだ治っていないが、そのうち治るだろう?
なによりお仕事の緊張感もいい薬?
いい天気になってきたし・・・

 



今日も明るく楽しく面白く・・・素敵な一日を!!