突然のことで、私は整理がつかず、

でも・・・親はまだまだ元気でいるものだと思っていた。

居なくなっちゃうなんて、たまに考えた事もあったけど、

まだまだ先の事だと思っていた。


お父さん・・・涙が溢れてきた。

私は、この1年弱の間、父に心配や迷惑しかかけていない。

それなのに、しかもまだすべてスッキリしているわけではないのに、

それなのに、病気?

しかも、母が涙溜める程という事は、そういう事なんだ。

色々な想いが駆け巡った。


親族紹介の時間まで控室で待つことになった。

父を見ると、たしかに顔色が良くない。

少し痩せた?

お父さん・・・何があったんだろう。


・・・そう色々考えながら、

でも、今日は弟の晴れ舞台。

とりあえずその事だけを考えよう。

父にも母にも楽しんでもらえるよう考えよう。

写真はたくさん撮ろう。

そう思った。


この日は快晴。

この式場の教会は全てガラス張りで、目の前は海がある。

本当に空の青色がキレイで、

教会に入ったとたん、上を見上げてため息が出た。

父と母の2ショットを写真に納めた。

2人ともいい笑顔だった!

この日撮った2人の写真で、この写真が一番好き。


そんなこんなしている内に、式の時間になった。

音楽が流れ、扉が開き、弟が笑顔で立っていた。


弟は、仲間たちに本当に愛されているようで、

弟が登場すると同時に、会場が笑いでいっぱいになった。