「そらぁ…まじすか」


二人の間に続く沈黙。

少し意外にも、白石の「俺フラれてしもてん、どないしょー(泣)」宣言に対する財前の反応は薄かった。


「光、割に反応薄いやんか」


「いや、まぁちょっとびっくりはしますけど……めっちゃダッサいすね (笑)」


「この正直者めぃ!!」

とぅ!と財前にチョップする白石。それを真剣白羽取りした財前が聞き直す。



「でもまぁ、確かに珍しい事もあるもんすね。ってか、あんま認めたないんすけど結構部長モテますもんね。ってか、いつフラれたんすか、ってか誰に?」


「ってか何で認めたくないねん、そこを。ってか、「ってか」使いすぎやん。始めのちっちゃい「っ」なんなん。軽くイラつくんやけど」



「なに「ってか」の森をさ迷ってんすか。質疑応答してください」


一連の出来事をツッコミ終えた財前は再び質問する。



「…おんなじクラスの子。ついさっきコクってんか」


「ほう」


「んで、フラれた」


「なんでなんすか?」

「彼氏いるんやて」


「可愛いんすか、そいつ」


「ごっつう可愛いねん。しかも見た目より性格が」


「ほんまに?」


「おう。その子の彼氏がほんまに羨ましい、ってか憎たらしい、ってか馬場チョップしてやりたい」


「彼氏って誰なんすか」



「お前じゃボケぃ!!」


再度財前にチョップする白石。今度の渾身の一撃は財前にヒットした。


「いだっ。なにするんすか。暴力反対っすわ」


「男なんぞ強くてなんぼや!ってか、エクスタシーやろ!!」


「そないに荒いから嫌われるんすわ」



「触れるなそこにぃぃぃ!!」



白石のチョップの波が財前を襲う。(注意・左手は金塊の塊です)


「部長、俺死にます。ヘタしたら死にますよ部長に殺られます」



「生意気な後輩が彼氏なだけにやっぱり心乱れるやんな、ってかご乱心やんな、俺」



「さっきからなんで、ちょくちょく「ってか」の森に迷いこんでんすか。このやりとり飽きましたわ」



「なんやねん!!ええややないかい!!てかお前はだいたいー…」


ガチャ、


「光ー、部活終わった?一緒に帰ろ、女テニ終わってん」




……え…………






……ってか、



マジでかぁぁぁぁ!!!




★つづく★


一章★白石くんの悩み







「なぁ…俺ってそないに完璧なん…?」




「…はい?」




部活終わりの午後六時。真っ暗に静まり返る四天宝寺中学校。



男子庭球部の部室では、部誌を書き終えた白石が、部室の戸締まりをしていた謙也・財前コンビに深刻な悩みを打ち明けていた。




「…なんやそれ…?白石、急になに言い出すねん。…部活ん時から妙にヘコんでたみたいやけど…」




謙也は少し心配そうに白石の顔をみた。財前は相変わらず下を向いて携帯をいじっている。




「いや、いたって真面目な話しやで…?」




「お、おう…」




「あのさ……
俺って、そないに賢うて魅力的でイケメンで優しゅうて男気もあっておもろいやつなんか?

そないにエクスタシーで眩しくて、非の打ち所のない完璧すぎる男なんか、俺は……」




ゆっくりと慎重に重い口を開いた白石。




が、




そんなはりつめた空気と似合わない白石の「悩み」は謙也と財前の目を点にさせた。




そして力いっぱいに白石を非難してやった。



「…財前、なんやこいつ。ついに終わったんか?何かしら終わってしまったんか、うちの部長は。
自分を愛しすぎて脳天ぶっ飛んでしもたんか?ムカつく思てんの俺だけなんやろか?」




謙也は白石の悩みと呼べない、むしろ自慢というべき発言を思いっきりバッシングした。それを受けた財前も、事の深刻さに気付いたのか携帯から顔をあげてる。




「これは………末期っすわ。ついに変な口癖言い過ぎた代償がまわってきてしもたんすかね?」




「かもしれへんな…

あいつ頭はともかく、人としてアホやんか。…ってか、なんか抜けとるしな。

それでも、なにかしら変でも、『白石やからまあええか』みたいなところも多々あったし」




「…はぁ、確かに。ほなどうしましょ。白石部長を救うためには、とりあえず、まず百八式ロシアンルーレットでも家の前にしかけたりましょうか。(明日から病院で中学生活送るかもしれませんど

それか、めんどいし、白石部長を部室の中に一晩放置して改めて自力で考え直してもろた方がええですかね?」




「よし放置や。鍵しめろ財前」




「いえっさー」




と、白石を残して強引に部室の鍵をしめようとする2人。




「って、ちょっとまてやぁぁー!!」




だが白石も諦めない。
すかさず白石の顔面セーブがドアの隙間に入りこむ!!




「白石部長、無茶しんといてくれます?首折れますよー」




「いやいやいや!ちょっとまて!!そんなんいっつも謙也の立ち位置やろ!!なんでやねん!!なんで俺がプットインされとんねん!!」




必死に喋る白石。…部屋の隅で、俺はなんでそんな立ち位置やねん…と肩を落とす謙也を脇に、財前が本題にはいる。




「まあ、そらしゃーないっすわ…。ってか、なんで冒頭から自慢連発なんすか。自己陶酔もほどほどにしてください」



そこにすかさず謙也の応援が入る。




「せやぞ白石!!悩みっぽくなっとるけどそれひがみやろ!!ただの贅沢やろそれ!!」




「まあ、確かに謙也さんはそない魅力的やないっすもんね。」




…!!!!!!???




「!?…ちょっ、オイこのぜんざい!!なにぬかしとんねん!!これでもそこそこモテてんねんぞ!ちょっと古いけど、今年はテニプリのバレンタインチョコ獲得280個やぞ!!26位やねんぞ!!そこそこの上やねんぞ!!」




「俺、22位で306個っすわ」




「なぁっっ…!?」




「俺15位で480個やで 」




「にぃっーーー……!?」



「ほら言うたでしょ。まあ謙也さんなんやし、しゃーないっすわ。でも白石部長ももうちょっと気ぃつかったってください」




「真っ先にお前が気ぃ使わんかい!!」




そしてドアへ向かう謙也。




「…もぉええわ、……お前らなんか、お前らなんか…、


大っ嫌いやぁぁぁー!!!!(涙キラリ☆)」




「………」




闇へとける謙也の後ろ姿は、鋭く冷たい秋風より早かった。



「…さすが浪花のスピードスピードスターやな……。

って、感心しとる場合とちゃうわ!ちゃうちゃう!!財前だけでええからおれの悩み聞いてくれぇーー!!」




財前にすがる白石。凄い勢いで財前にせまっていく。そんな財前は部室の外へ消えたスピードスターの跡を指す。




「あの…謙也さんどっか行ったんすけど…ええんすか?」




「ええわあんなやつ!!なんやかんや言って先帰りよったやんか!!」



「はぁ…そうっスか。
(なんやえらい理性飛んどるな、今日の部長は。ほんまにさっきのが悩みなんか……)

えー…、で、どないしたんすか。一応聞きますけど。」




頭をポリポリとかく財前。次に放った言葉を聞くまでは、正直白石の悩みなど、なんとも思っていなかったのだか。




「あんな…さっき俺、フられてしもた…!」









つづく★
☆寝ても覚めてもテニプリ祭☆~テニプリ夢小説~-7514245_240mw.jpg




やっと書き上げました、生涯初の夢小説!!




…書けた!って思って投稿したんやけど、感想書くの忘れてしもたパターンやったんで、あわてて書きました (汗)



せやし、夢小説の感想的なもんは、「忍足謙也*夢小説」のスレッドによろしゅう頼んます★




……で、さっき読み直して見たんやけどさぁ……





駄作の極みやんかっ (超号泣)





おんなじ関西人やし(I am 京都人★)、忍謙のストーリーで書いてみよかなって思って抜擢したけどさぁ、カッコいい忍謙で始めは行きたかったんやけど、途中からおもっきり脱線してしもたんやな、コレが (苦笑)



謙也はこんなヘタレとちゃうわ!!…と思われている忍謙ファンの皆様、そして忍謙君自身に心からお詫びします <(_ _)>




ってなわけでお詫びの品をお持ち帰り下さいっ。




次回予告:


次回は、ウチがいっちゃん好きな白石君と保健室デート(…??)なお話を★

変更あったらすんまそん (泣)


変更の場合:
青学メンから誰か一人しょっぴこうかと (オイ//)


更新に関しては、只今テスト四日前やし、色々と堪忍なっ (さらにオイ//)


そんでは!!ほなおつ★