国道362号沿い静岡市奥藁科は清沢地区(葵区杉尾)にある2003年4月21日オープン標高775mの静岡市道路休憩所。

撮影氏名等公開許可を得ています。


「道の駅」の静岡市営版。名前の通り展望が良く、晴天の日は遠く富士山の頭も見える。静岡市と川根本町の境界上尾根の様な峠にある。
静岡市街地から約30Km弱、施設内では、そば・うどんやおでんを中心とした昼食やお菓子、地域の農林産物を販売しており休憩は無料、持込みも可能。トイレは手すり付き車いす対応、子ども用トイレ・子ども用チェアー付き多目的トイレ含む24時間利用可能。

奥藁科は明確な定義こそ無いが静岡市北西部「安倍川」最大支流「藁科川」上流部を指し毎年旧暦1月7日に行われる静岡県無形民俗文化財指定「日向の七草祭」や「湯ノ島温泉」、「福養の滝」等の名所もある。

市内から所要30分から1時間のこの地区は当店の更に奥「大間」までを奥藁科と呼ぶ。中世信州高遠の従五位神官「砂宮太夫」(いさごだゆう)が安住の地を求め分け入った地。藁科川下流「羽鳥」より「大間」まで家一軒無かったので「大間」(大きい間)と名付けられたのだとか?

江戸期家康の駿府にあって「大間」栃沢・日向・諸子沢・清沢地区坂本4ケ村には一部紀州藩領があり藩士丹羽金十郎と渥美治部之助に加え幕府直轄代官との三者で統治される複雑な関係にありました。

近世1888年当地区9ケ村は合併し安倍郡大川村となったが1908年豊田村の一部が静岡市に編入を初め、1969年1月1日残る大河内・梅ケ島・玉川・井川・大川と当地清沢の6ケ村も静岡市に編入され現在に至る。

当清沢地区杉尾はオクシズ100選[a:http://www.city.shizuoka.jp/deps/norin/soumu/yasuragi/zentai.html,清水森林公園]標高563m「杉尾山」に由来する。

県内21ヶ所の道の駅に加え静岡市独自に道路利用者の利便性と中山間地域住民の振興を兼ね農林水産業費山間地振興で農山村振興施設管理費経費を計上市内7ヶ所に道路休憩所を設けてる。

店内は丸太の6席木テーブルと木ベンチが2台と4席小上がり座卓1卓の16席ですが詰めればそれぞれもっと座れます。店内禁煙。

店内で購入する他、弁当や飲食物を持参して持ち込んで構いません。その場合でもお茶がご馳走になれます。公共施設である為スタッフのマザー達も至っておおらか。観光地にありがちな強い商売気は無いです。しかし人が良く事務的でもありません。

駐車場の一角に「恋人岬」ならぬ富士山方向に鐘付き「恋人峠」(HAPPY BELL)モニュメントがあり両足の間から遠く富士山の頭だけ望めます。



杉尾はなのき展望休憩所そば(蕎麦) / 静岡市葵区その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.7
昼総合点★★★☆☆ 3.9