気づくと俺は暗闇の中にいた。
何故自分がこんな場所にいるのかも分からず、立ち上がろうとすると頭に激痛が走った。
痛みの原因を考えているとだんだん記憶を取り戻してきた。
たしか借金とりに回し蹴りをくらわしたあと、後ろから不意打ちをされてやられたはずだ。
少し違和感を感じながら立ち上がろうとすると、後ろから物音が聞こえた。
後ろを振り向くと突然強い光が発せられた。
光の当たる先には一人の黒スーツを着こなした中肉中背の男が立っていた。
「ようこそダメ人間の諸君。ここは君たちのような社会のお荷物になった人間がくる場所だ。君たちにはココでゲームをしてもらう。」
スーツの男は唐突にそういった。
あまりに急な展開に隣にいたダメそうな若者が、
「おいっスーツの人、いったいどういうことだ?」と尋ねた。
その言葉を聞くや否やスーツの男は、若者にアップルパイを投げつけた。
君たちのようなダメにチャンスを与えてやると言っているのだよ。スーツの男は落ち着き払って言った。