「ある八重子物語」
1992.4 サンシャイン劇場
1997.3 京都南座(再演)
<出演者>(1992)
水谷良恵
波乃久里子
池畑慎之介
英太郎ら
<あらすじ・見所>
戦中・戦後
喜劇仕立て。
池畑慎之介さんが演じる役は、名前はかずお、京都帝大 文学部の学生で、柳橋の姉を思慕して「女形の研究」の論文を書いている。(後に出版)
軍への入隊日を忘れてしまい(笑)、姉(=波乃久里子)を訪ねてやってきて、姉が入院している医院へしばらく隠まってもらうことになった。
そこの院長は、切り抜き帳を作っているほどの水谷八重子の大ファン。
かずおと院長はたちまち意気投合。
最初の登場は、学生の姿。坊主頭、詰襟学生服(ずぼんのひざはすりきれている)、牛乳瓶の底のような分厚い近眼眼鏡。(笑)
ばれないように、芸者姿で過ごす。それは、「女形の研究」の上でも有用。
家の中では、芸者姿に近眼眼鏡をかけることもある。(笑)
時々、学生のそぶりが出るのがおかしい。
ある男に、死んだ姉とよく似ているからと言い寄られ、しがみつかれ、かつらはとれるは、もうハチャメチャ。(笑)
巡査に、男性であることがばれそうになる局面があるが、英太郎演じる兵隊に、助けられる。
女形同士の演技。
かずおと院長は、水谷八重子を、次のように評価。
水谷八重子は、女形との競い合いの中で、女優という職業を確立した第一人者、女形の技芸を感知獲得し、女性であることの限界を超えた人。
