(出典:『香華』チラシ裏面=松竹HP内『香華』の見どころ)
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『香華』の【あらすじ】
和歌山の大地主の娘に生まれた朋子(高橋惠子)は、不幸にも幼い頃、静岡二丁目の遊郭、叶楼に芸者として売られたが、律義で聡明な性格と芸筋の良さを認められ、梅子(甲斐京子)ら朋輩達と共に厳しく芸を仕込まれていた。
昭和十三年のある日、その叶楼に新しい女郎がやってくる。華麗な花魁姿で現れたのはなんと朋子の母である郁代(池畑慎之介☆)であった。郁代は朋子とは正反対の自由奔放な性格で今までに数回の結婚と離婚を繰り返し、ついには女郎となってこの静岡まで流れ着いたのであった。そこへ、郁代を慕って和歌山時代の下男、八郎(佐藤B作)が大阪の奉公先から押しかけてくる。かくして母娘でありながら花魁と芸者という親子とは名乗れない関係に、かつての奉公人まで加わった遊郭での不思議な暮らしが始まった。
その後、郁代の借金のかたに朋子は赤坂に鞍替えすることになるのだが、その別れの際、郁代は朋子に自分が一番好きな蔦の葉の柄の着物を渡すのであった。
やがて赤坂で小牡丹という名で一本のお披露目をするまでになった朋子は、陸軍士官江崎文武(丹羽貞二)との真剣な恋を成就させるために芸者をやめ、築地の旅館花ノ家を経営することになる。しかし・・・。
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和装の着こなしや所作が抜群で、コミカルな演技に定評があり、また、人情の機微の表現も巧みな池畑慎之介さんの 本領発揮の舞台となること、請け合いです

時代的には、郁代(池畑慎之介☆さん演じる)は、明治半ばの生まれですね。
ウチのおばあちゃんが生きていたら116歳なので、ウチのおばあちゃんより少し年上です、そう思って見ます

・・・にしては、かな~~~り 翔んでる女性ですね~~~

古くて新しいテーマ
・・・今にも通じる、親子、母子のテーマが盛り込まれていますね
あらすじ読んだだけでも、私の中の 子として、母としてのいろんな感情を触発されます。
例えば、郁代は、‘自由奔放’ということですが、・・・・・
子どもというのは、親に、自分への最高の愛を求めるものです。
それは自分の感情を覗き込んでもそうだし(きょうだいがいれば、きょうだいの中でも一番に愛されていなくてはならない(笑))、娘の心の叫びに耳をすましてもそうです。
母が奔放であるということは、子どもからは1ミリも本来は許されないことです。
ありえな~~~い

・・・という感じです。そこに、郁代と朋子親子の大きな壁がまずあることが想像できます。
母というのはしかし、自己の煩悩に押し流されつつも、郁代が朋子に‘一番好きな’着物を与えたように、自分の欲望を犠牲にしてでも、ありったけのものを子に与えたいものなんですね~、これが

母として、女として、人として、いろんな欲望を合わせもち葛藤する一人の人間の姿が、浮かび上がってきますネ、「郁代」。
有吉佐和子という作家は、さすが一流、先見の明があり、幅広く、普遍的なテーマを投げかけてくれます。
『恍惚の人』、『複合汚染』は、私が、高校生の頃、読み、感動しました。
そして、今、池畑慎之介☆さんを介して、『香華』に出会えました。
幸せです

今から上演の日がとても楽しみです

何を感じるのかな、私は



じゅん
