これから観劇する方は読んではいけない (?)新歌舞伎座 八月 納涼公演のあらまし(その2) | ピーター こと 池畑慎之介 さんの情報ブログ

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新歌舞伎座8月納涼公演、昨日でちょうど前半13公演が終わり、今日から後半戦13公演に入りますねヽ(^o^)丿
激しい舞台、そしてこの暑さの中、連日の公演はさぞかし、体力・精神力を必要とすることでしょう。
ご出演、関係皆さま、お体に気をつけて、どうかがんばってくださいね☆彡

昨日記述した、公演内容のあらましのつづきを、次に記します。
あまり知りたくない方は、お読みになりませんようにお願いしますm(__)m
また、不足が多々あるかと思います。どうかお許しくださいませm(__)m


《第一部 四谷怪談》のあらまし(感想を含む)―後半―


さて、『四谷怪談』と言えば、“髪梳き”、“戸板返し”の場面が特に有名ですね。池畑慎之介 お岩様が、それをどう演じるのか、しかけはどんなものなのか、楽しみにしていました。

しかし、その前に、もう一つ、池畑慎之介さんの名場面が☆☆☆ “薬(毒)飲み”ですヽ(^o^)丿
薬を水で飲み下す、あまりにも日常的な単純なこの行為を、池畑慎之介さん独特の様式美とコメディエンヌぶりでもって、魅せてくれる魅せてくれる・・・・・・!!本当の悲劇が始まる最高の序曲となりました。

“髪梳き”、1本の簪を抜き去ると、はらりとばらける黒髪、鏡台の前で梳るたび抜けてしまう前髪、仕込みを最大限生かす池畑慎之介さんの迫力ある名演技、なかなか書き尽くせません・・・・・・。

戸板返しの装置は、ディズニーランドのアトラクションを思わせる大掛かりでテンポの良い、新歌舞伎座の設備を生かした名場面でした。完全に顔が崩れた池畑慎之介さんのお岩はとても恐ろしい幽霊となっていました。しかし、幽霊の出現に、拍手はなかなか難しい(笑)という場面でもありました。戸板が裏返ると、そこには伊右衛門に殺された小仏小平(=二反田雅澄)がくくりつけられていて、恨めしい顔付きで執念深く薬をねだります。二反田雅澄さん、池畑慎之介さんを尊敬していることがブログから伺い知れますが、そんな二反田さんの、役になりきり度も相当なものです。

今回の伊右衛門は、かなり良い性格の人物設定です。唯一決定的にどうかと思うところは、ただ1箇所。伊右衛門自身あんなに好いていたお岩なのに、顔が崩れたことによって、急に冷たくなったことでした。
お岩は、ネズミも巣くうようなあばら家で病身で服薬もままならない極貧生活を送っているにもかかわらず、伊右衛門の晴れの日のために、新しい紋付の羽織を用意していました。そんなステキな女性なのに、顔ぐらいの変化で、と思いました。
が、ここまでストーリーを簡潔にしてくれていて、しかも語り部の歌舞伎もの(=鳥居かほり)もいて、さらに、どんな場面にも笑いが大きく小さくちりばめてあって、そんなこんなで本当にわかりやすく楽しめるお芝居になっているんだなぁと思います。
あと、外見というのは、ある局面においては、かくも大きな命運を分ける要素になるということを意識させられました。
伊右衛門は、このようにさほど悪い人ではないので、お岩の幽霊に悩まされながらも、お岩に成仏はまだかといつも問いかけます。

最後の場面、二人とも(=お岩&伊右衛門)、幸せそうだなぁ~~~
ハッピーエンドの感さえある結末の描き方でした。
でも、やはり、お岩様の姿は悲しいなぁ~~~

池畑慎之介お岩は、清楚で気立てがよくておちゃめで根性があって、最高にイイ女でした。
幽霊の動きは、誰もマネできないでしょう。
また、池畑慎之介さんは、このお岩という役作りのため、果敢に激しい減量を試みられ、満60歳還暦というご年齢にもかかわらず短期間に7キロ近く体重減を成功されました☆☆☆☆☆
単にダイエットという言葉ではくくれません。
今まで培われてきた技を、こういったところにも感じざるをえませんね。
(完)


じゅん