嘘みたいな本当の話
~前回までのあらすじ~



天気が嘘みたいに素晴らしいある日、
ギターを持ってビーチに出かけていったUK。
そこで気分良く弾いていると、
一人のニュージーランド人が声を掛けてくる。


まさか、自分のことをスカウトに来たのでは!?
と期待に胸を膨らませるUKであったが、
ストレートかつ心ない言葉に敢え無く傷心。


一人傷を癒すUKの元に、
新たな刺客が…


嘘みたいな本当の話 第一部はこちら
嘘みたいな本当の話 第二部はこちら

もちろん、一部から読んだ方が楽しめます。



では、完結編ともなる『嘘みたいな本当の話 第三部』
お届けします。


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嘘みたいな本当の話 第三部 完結編
~ そして伝説へ ~



『One Way Road - John Butler Trio』



パンダに限りなく似た犬。
両耳、目の周りが黒くブチになっているデブい犬。


そいつが、膝のあたり、およびジーンズの匂いを嗅いでいたのだった。


★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス
(こいつほど可愛くはない。)




犬派、犬好きとしては、どんな犬もウェルカムな限りだが、
ひいき目に見ても、申し訳ないが、
可愛いとはお世辞にも言えなかった





むしろ、申し訳ないが「ブサイク」の分類に入っていた。。。



※ブサイク 【不細工】〔名・形動〕 

1.細工が下手なこと。出来栄えが悪いこと。また、そのさま。

2.格好が悪いこと。また、そのさま。

3.容姿が整っていないこと。また、そのさま。例:「_な鼻」

出典:大辞林より






YES!!
答えは3!ファイナルアンサーで!!!




みのさんならきっと、溜めに溜めてこう言う。



★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス











★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス



「ん、正解!!!!!」









そう。
こんな、
ブサイクな犬を放し飼いにフラフラさせてるやつ
どこのどいつだ!!


なんて思いながら辺りを見渡すも、
飼い主らしき人間はどこにもいない。



まぁ、いっか。と思いながら、
本に意識を戻そうとした瞬間。






「かぷ!!」
って。





かぷ!!ですよ。







何にって、自分にじゃねっす。
ギターのケースごと、かぷ!!です。



小堺一樹のライオン提供 
「いただきます!」 ばりに、「カプ!!」ですよ。
ネックの一番細いところに「カプ!!」ですよ。




「ちょま!!!(ちょっと待て!!の略)」



口から出たのは、もうそれが限界。
あまりにも意表を突く行動を目の当たりにして、それだけで精一杯でした。
そしたら、パンダがさらに驚くべき行動に!!


★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス




何と!!!

やつ、

それをカプッと咥えたまま走り出しやがったのさ!!




「ちょ、ちょま!!!」







UKのギター、ハーフサイズと言って、
規定のより半分のサイズなんです。

だもんで、
軽く、小さいわけです。


やつはそれを逆手にとって、ギターをケースごと噛み付いて、
走って逃げようという魂胆に出た
わけだ。





まぁ、追っかけました。
そりゃ追っかけますよね。


どこに持って行かれるか分からんしさ。
まぁ、追っかけたわけです。





でも意外に速い!!


野生のパンダって、
動物園のパンダと違って、ライオン並に速いらしく、
時速30キロから40キロくらいのスピードが出るらしい



軽い原チャ並みです。
それくらい出てるんじゃね?
というくらい速い。



でも、昔サッカー部で鍛えた脚!
必死の思いで距離を縮め、



何とか追いつく!!!









と思った瞬間、





パンダがマンガみたいにクルリと
90度方向転換!!




とう!!



って押さえ込もうとしたUKは勢い余って、
それこそ、マンガのように・・・







転倒!!!!







砂浜にダイブ成功!!!

美しく華麗に決まったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!








ドサ!



ですよ。







効果音は、ドサ!




★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス




体を打ち付ける痛さよりも、悔しさ。




「何で、こんなパンダに!!」



★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス






UKが倒れたのに、ちょっと驚いたらしく、
パンダは脚を止めた。


振り返ったやつとちょっとだけ目が合った。


人を蔑む目。


「フン!」みたいな。


鼻で笑う感じ。






絶対に人間を見る神の視点だった。
というか、パンダの瞳に神を見た





そして、不思議な空気感の中、やつ、
そっと口を開けてギターを下ろすと、
どこかに走っていきやがった。



「・・・」



言葉を失う。
右手に掴んだ砂だけがリアルな感じがして
何だか虚しい気分になって。





そこに聞こえてきた声。



「チャビイ~~!!チャビイ!!」


★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス




見ると、遠くでそう呼んでいる飼い主の元へ
嬉々として走っていくパンダの姿が。


どうみても、飼い主はパンダのやったことを
理解しているとは思えない風だった。


まるで、今どこからかやってきたかのように
パンダを探していたからだ。


文句のひとつでも言ってやるか!?





だが、飼い主…


!?


ドーラ!!!???



★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス



ジャイアントパンダ並みの巨漢だ。

★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス



とても・・・
とても太刀打ちできないレベルだ。。。








ゆっくりと起き上がりながら、
体に着いた砂を叩き、やや、
よだれまみれになっているギターを拾った。


そしてティッシュでギターケースを拭い、
大きな岩の上に腰をかける。



パンダはもうとっくにドーラと共に姿を消していた。





空は海にも負けないくらいに青く、
雲ひとつない晴天の空の下。


波音だけが普遍的な音を奏でながら、
寄せては引いている。


たくさんの個人ヨットがビーチを出て、
対岸のランギトットー島に向けて進んでいく。


それでも地球は回る。





空を見上げて、大きく深呼吸をする。



「今日は、いい天気だな…」







この数十分でいろいろあったけど、
きっと今日はいい日だ。


でも、悲しいくらい青空の下、
ひとつだけ気になって、もう一度だけ独り言が出た。






「飼い犬の名前に、


『チャビイ(おデブちゃん)』って・・・」







END



~あとがきに代えて~

この物語はノンフィクションです。
ですが、実際の個人・団体名は一部存在しません。

長い長い記事を読了頂き、
本当にありがとうございました。


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とは言いましても、
フクロウが至る所に置かれている街の紹介、
ではありません。


今日は久しぶりに音楽の話題を。




嘘みたいな本当の話を更新しようと思いましたが、
どうしてもご紹介したい曲があり、
とりあえず、こちらの記事をアップすることにしました。


いつも仕事場ではラジオを聴いているのですが、
そこでいつも流れているステキな曲がありました。


でも曲名もアーティストも分からず、
お手上げ状態。



すると、先日行った友人宅のテレビで偶然、
CD発売のお知らせが!


すかさず、アーティストをメモります。


★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス






ググること、数秒。



あったぁぁぁぁ!!!




『Owl City - Fireflies』


普段聴かない音楽のジャンルだったけど、
声の質と、何だか静かに聴き入ってしまうリズムにやられました。


さっそく、アルバム『OCEAN EYES』を手に入れましたが、
全ての曲が良かったです。
(日本では2月3日発売らしいです。)
まさに捨て曲なし!


久しぶりに素晴らしい音楽を手に入れることができました。


絶対にオススメ、そして
日本でヒットするであろうこと請け合い。


Ocean Eyes/Owl City



YOUTUBEでも聴けるので、ぜひ聴いてみてください。


検索ワードは、

『OWL CITY』です。


OWL CITY(アウル・シティー)公式サイトはこちらから


アルバム全体が、ひとつの映画みたいに仕上がっていて、
全ての曲が心地よく、ひとつひとつ画が浮かび上がってくる。



夜、照明を落として聴くにも、
朝、目覚めと共に流すにも、
ドライブやちょっとした作業中、
散歩の時でも聴いていて、心地よい音楽。


いいですね。
久しぶりのヒットです!


音楽が好きでも、そうでなくても
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本日のBGM
『Immediate Music - Def Con』
壮大な感じで(笑)



 嘘みたいな本当の話
~前回までのあらすじ~



天気が嘘みたいに素晴らしいある日、
ギターを持ってビーチに出かけていったUK。
そこで気分良く弾いていると、
一人のニュージーランド人が声を掛けてくる。


まさか、自分のことをスカウトに来たのでは!?
と期待に胸を膨らませるUKであったが…


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嘘みたいな本当の話 第二部


拍手をする手を止め、
階段をゆっくりと降りてくるジョージ(仮名 42歳)。


階段を半分くらい降りたところでその足を止める。


妙な緊張感が二人の間に走る。
空気がピンと張り詰める。




$★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス


そして、口を開いたジョージ。



「あのさ…」









「…」











「ギター、すげーうるさいんだけど!!」




★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス
って言い返してやろうかと思ったら、
さらに凄まじい痛恨の一撃が!!!





「しかも下手だし!!」






★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス









「え?」








時間が止まった。。。





ハイ、短刀刺さりました!
見事なナイフ投げですよ、みなさん。
ど真ん中ストレートにズブッってハートに刺さりました!


すでに瀕死です。


★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス




でもまぁ、満身創痍ながらにも、
やられたからにはやり返しますよ。



言ってやるさ、目には目を。言葉には言葉を。




★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス







って言ってやりたかったけど、
ちょっと言い方を変えて、
きっぱり言ってやったね。















「はい!!本当、すんませんでした!!」







でも、目だけはそらさんかったね。
じっと目を見て、きっぱり言ってやったさ。





そしたら、ジョージの野郎、
キッと睨んで中に入って行きよった。
ま、6:4で勝ったね。
いい戦いしたと思うわ。



まぁ、休日に自分の家の前で、
すごい音でへたくそなギター
かき鳴らされていることを考えると、
確かにジョージの気持ちが分からんでもないけどさ、


家って分かる感じであって欲しかった!!





★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス









これくらいの表札は付けてて欲しかった!!
そしたら、少しは遠慮したのに!!


なんて思いつつも、場所を変えることに。


しかし、最高にいい気分だったのが、
一気にくじかれたもんだから、ちょっと萎え…







例えるならば、
すごいいいテンションで、
マラソン大会に臨み、





「やったる!今日はいい感じに
 コンディションも来てるし、いいんじゃね!?」






なんて思いつつ、スタートラインに立ちスタートの合図を待って、





「今日はやったるわ!何てったって勢いが違うかんね!」





で、

パン!!!!!



空気を裂くスタートのピストルの音!!







切られるスタートテープ!!!








その瞬間に転倒!!



前のめりにつんのめるようにしてこけるオレ!!





膝!!肘!顔面強打!!!










「んぁ!!!!!」って、





鼻血出しながら起き上がったら、
目の前には誰もいない・・・みたいな。





すっかり気持ちが砕かれた、
気分転換にと、少し離れた場所で本を読むことにした。



良かった!!本をバッグに入れといて良かった!!
今はこの小説に救われる。






人がどんどん死んでいく話だけど、小説の世界に僕は救われる・・・
なんて思いながら、物語を読み進めること約10分。





その間にも、現実世界の僕の物語も進んでいました。





集中しながら読んでいる間に、
少しずつ近づいていた小さな影。


「新手の敵」の手は、
もう、すぐそこまで迫っていたのでした…



★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス
お客さん、今日はどんなカットに?



嘘のみたいな本当の話 第三部 完結編
に続く



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本日のBGM
『Donovan Frankenreiter - Lovely Day』



「思考は現実化する。」

どこかの成功哲学者の言葉は嘘ではなかった。
それを実体験した、ちょっとだけ恐ろしく、
ちょっとだけおかしい、
今日はそんなお話を。。

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『 嘘みたいな本当の話 』


去年の夏の始まり頃のことである。


朝起きると、素晴らしく良い天気だったので、

こんな日にはビーチやね、
砂浜にダイブっしょ!!!


貝殻拾って耳にあてて、


「わぁ!海の音がする!!」

なんてやる日和って思いながら、
徒歩圏内のビーチへ行くことに。
ギターを持って。ええ、ギターを持って。(笑)

★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス



最近覚えたい曲があり、その楽譜も手に入れたので、
練習しようと思ったわけです。


ビーチの端っこ。
砂浜に直結する形でちょっと階段があるところで、
ジャカジャカやっていました。



あんまり人もいなかったし、
もうやりたい放題になって、気分よくなってきたわけです。


まぁ、気分は上がっても腕はそう簡単には上がらんわけで。
まぁ、あれっす。
正直、まだまだ人様に聴かせられるレベルでは、
はっきり言って



「ない!!」(笑)



それでもあれっす、気持ちよかったんです。


晴れていて、風も気持ちよくて、
海越しに目の前にランギトットーという島も見え、
そう、全てが最高でした。。。

ここまでは。。。





まぁ、そこでジャカジャカやってたわけです。


すると、突然背後で何か音がした。


★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス


志村うしろー!!!
★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス


何かが開き、



★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス




と閉じる音。



そして聞こえてきた、拍手の音。

★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス


という賞賛ではなく、
まるで何か


ホコリを払うかのようにまばらに聞こえる音。






むしろ・・・

「パン パン パン」 



という
手のひら同士が、ただ感情もなくぶつかって生じた乾いた音


それが聞こえてきた。




振り向くと、キウィ(ニュージーランド人)らしき
中年男性が階段の上に立っているではないか。
まるで、ずっとそこに立っていたかのように。





見ると、階段を上りきったところには小さな鉄の門があって、
どうやらそこから民家につながっているらしい。

その中年男性は、どうやらそこから出てきたらしいのだ。




★Dance with sheeps★                          32歳からのブレイクダンス



UKがそう口を開くそれよりも速く、


そのどことなく、知性を感じさせるその男性、
ジョージ(仮名 推定42歳)が静かに口を開いた。
満面の笑みで。





「君かい、ギターを弾いてたのは・・・」

「え、ええ。。」








ま、まさか!!
ニュージーランドきってのビッグレコードレーベル、
ジョージ・ザ・クルーニーの社長!?
(そんなレーベル、本当は存在しない。。)





ま、まさか!!
演奏を聴いて、
ジョージ・ザ・クルーニーのレーベルでデ、デビュー!?
(そんなレーベル、本当に存在しない。。)



ま、まさか!!
ニュージー発の和製ジャック・ジョンソン誕生!?






広がる妄想。


1000人の KIWIガールをはべらせ、
その中央でシャンパンをビンごとがぶ飲み。


グラミー賞受賞式にリムジンで到着ッ。


レッドカーペットの上をフェラガモのスーツで颯爽と歩く、UK!


デ、デビュー名は!?やっぱ、
「YUKKIE!?(ヤッキー!?ユッキー!?)」
でも、これじゃ、「ヤック(オエッ)」みたいな雰囲気になっちゃうし・・・




何て、一瞬で妄想を広げているUKに伝えられた衝撃の言葉。



嘘みたいな本当の話 第二部に続く




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本日のBGM
『桜・咲くころ 押尾コータロー』

(姉の影響を受けて大好きになったギタリスト)



父から手紙が届いた。
ちょうどスーパーで買ってきたリンゴを
かじりながら、封を開ける。



『父からの手紙』




こっちに来てすぐの頃は、
ずいぶんな頻度で届いていた。


毎回、右上に手紙の通し番号が振られていて、
次に来た手紙にも、
その番号が引き継がれるものだから、
7通目にもなると、50ページくらいにもなってしまっていた。




軽いエッセイ集である。


そんな今回の手紙は1年以上ぶりのものだった。
さすがに通し番号は「1」にリセットされている。


内容はいつもの通り、本人の日記のようなもの。
家族や日本の近況を父らしく、
詳細に渡って描かれていた。


父は文章を書くのが好きで、
なかなかいい文章を書く。
僕は彼の文章が大好きだ。


今回もその独特の文体で、
日常が文章によって切り取られていた。


日本での生活や家族のことが頭に浮かび、
ぷっと、吹き出したり、
そうなのか・・・と納得したり。


家族とずいぶん長い間離れているということを
実感しながら、ページを捲るを繰るうちに、
達筆な字で、5枚びっしりに書かれた手紙は、
すぐに終わりに差し掛かった。




家族はみんな元気だから、
心配しないで、やりたいことをじっくり見極めて、
好きなことをするとよい。


頑張りすぎずに、
適度に頑張れ、と。




彼らしい言葉で、
最後にそう締められていた手紙。



読み終えて、
不覚にも涙腺が緩んだ。





「ありがとう。。」
その言葉しかありません。




メールも便利だけど、
やっぱり手書きの手紙のチカラって、
ステキだな、と思うのでした。


そして同時に、
大切な誰かに手紙を書こう、とも。





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