嘘みたいな本当の話
~前回までのあらすじ~
天気が嘘みたいに素晴らしいある日、
ギターを持ってビーチに出かけていったUK。
そこで気分良く弾いていると、
一人のニュージーランド人が声を掛けてくる。
まさか、自分のことをスカウトに来たのでは!?
と期待に胸を膨らませるUKであったが、
ストレートかつ心ない言葉に敢え無く傷心。
一人傷を癒すUKの元に、
新たな刺客が…
嘘みたいな本当の話 第一部はこちら
嘘みたいな本当の話 第二部はこちら
もちろん、一部から読んだ方が楽しめます。
では、完結編ともなる『嘘みたいな本当の話 第三部』を
お届けします。
---------------------------------------------------------
嘘みたいな本当の話 第三部 完結編
~ そして伝説へ ~
『One Way Road - John Butler Trio』
パンダに限りなく似た犬。
両耳、目の周りが黒くブチになっているデブい犬。
そいつが、膝のあたり、およびジーンズの匂いを嗅いでいたのだった。

(こいつほど可愛くはない。)
犬派、犬好きとしては、どんな犬もウェルカムな限りだが、
ひいき目に見ても、申し訳ないが、
可愛いとはお世辞にも言えなかった。
むしろ、申し訳ないが「ブサイク」の分類に入っていた。。。
※ブサイク 【不細工】〔名・形動〕
1.細工が下手なこと。出来栄えが悪いこと。また、そのさま。
2.格好が悪いこと。また、そのさま。
3.容姿が整っていないこと。また、そのさま。例:「_な鼻」
出典:大辞林より
YES!!
答えは3!ファイナルアンサーで!!!
みのさんならきっと、溜めに溜めてこう言う。

・
・
・
・

「ん、正解!!!!!」
そう。
こんな、
ブサイクな犬を放し飼いにフラフラさせてるやつは
どこのどいつだ!!
なんて思いながら辺りを見渡すも、
飼い主らしき人間はどこにもいない。
まぁ、いっか。と思いながら、
本に意識を戻そうとした瞬間。
「かぷ!!」って。
かぷ!!ですよ。
何にって、自分にじゃねっす。
ギターのケースごと、かぷ!!です。
小堺一樹のライオン提供
「いただきます!」 ばりに、「カプ!!」ですよ。
ネックの一番細いところに「カプ!!」ですよ。
「ちょま!!!(ちょっと待て!!の略)」
口から出たのは、もうそれが限界。
あまりにも意表を突く行動を目の当たりにして、それだけで精一杯でした。
そしたら、パンダがさらに驚くべき行動に!!

何と!!!
やつ、
それをカプッと咥えたまま走り出しやがったのさ!!
「ちょ、ちょま!!!」
UKのギター、ハーフサイズと言って、
規定のより半分のサイズなんです。
だもんで、
軽く、小さいわけです。
やつはそれを逆手にとって、ギターをケースごと噛み付いて、
走って逃げようという魂胆に出たわけだ。
まぁ、追っかけました。
そりゃ追っかけますよね。
どこに持って行かれるか分からんしさ。
まぁ、追っかけたわけです。
でも意外に速い!!
野生のパンダって、
動物園のパンダと違って、ライオン並に速いらしく、
時速30キロから40キロくらいのスピードが出るらしい。
軽い原チャ並みです。
それくらい出てるんじゃね?
というくらい速い。
でも、昔サッカー部で鍛えた脚!
必死の思いで距離を縮め、
何とか追いつく!!!
と思った瞬間、
パンダがマンガみたいにクルリと
90度方向転換!!
とう!!
って押さえ込もうとしたUKは勢い余って、
それこそ、マンガのように・・・
転倒!!!!
砂浜にダイブ成功!!!
美しく華麗に決まったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
ドサ!
ですよ。
効果音は、ドサ!

体を打ち付ける痛さよりも、悔しさ。
「何で、こんなパンダに!!」

UKが倒れたのに、ちょっと驚いたらしく、
パンダは脚を止めた。
振り返ったやつとちょっとだけ目が合った。
人を蔑む目。
「フン!」みたいな。
鼻で笑う感じ。
絶対に人間を見る神の視点だった。
というか、パンダの瞳に神を見た。
そして、不思議な空気感の中、やつ、
そっと口を開けてギターを下ろすと、
どこかに走っていきやがった。
「・・・」
言葉を失う。
右手に掴んだ砂だけがリアルな感じがして
何だか虚しい気分になって。
そこに聞こえてきた声。
「チャビイ~~!!チャビイ!!」

見ると、遠くでそう呼んでいる飼い主の元へ
嬉々として走っていくパンダの姿が。
どうみても、飼い主はパンダのやったことを
理解しているとは思えない風だった。
まるで、今どこからかやってきたかのように
パンダを探していたからだ。
文句のひとつでも言ってやるか!?
だが、飼い主…
!?
ドーラ!!!???

ジャイアントパンダ並みの巨漢だ。

とても・・・
とても太刀打ちできないレベルだ。。。
ゆっくりと起き上がりながら、
体に着いた砂を叩き、やや、
よだれまみれになっているギターを拾った。
そしてティッシュでギターケースを拭い、
大きな岩の上に腰をかける。
パンダはもうとっくにドーラと共に姿を消していた。
空は海にも負けないくらいに青く、
雲ひとつない晴天の空の下。
波音だけが普遍的な音を奏でながら、
寄せては引いている。
たくさんの個人ヨットがビーチを出て、
対岸のランギトットー島に向けて進んでいく。
それでも地球は回る。
空を見上げて、大きく深呼吸をする。
「今日は、いい天気だな…」
この数十分でいろいろあったけど、
きっと今日はいい日だ。
でも、悲しいくらい青空の下、
ひとつだけ気になって、もう一度だけ独り言が出た。
「飼い犬の名前に、
『チャビイ(おデブちゃん)』って・・・」
END
~あとがきに代えて~
この物語はノンフィクションです。
ですが、実際の個人・団体名は一部存在しません。
長い長い記事を読了頂き、
本当にありがとうございました。
本当だと信じられても、られなくても、
↓1クリックご協力お願いします!
人気ブログランキングへ

★Dance with sheeps★ 32歳からのブレイクダンス 目次に戻る
~前回までのあらすじ~
天気が嘘みたいに素晴らしいある日、
ギターを持ってビーチに出かけていったUK。
そこで気分良く弾いていると、
一人のニュージーランド人が声を掛けてくる。
まさか、自分のことをスカウトに来たのでは!?
と期待に胸を膨らませるUKであったが、
ストレートかつ心ない言葉に敢え無く傷心。
一人傷を癒すUKの元に、
新たな刺客が…
嘘みたいな本当の話 第一部はこちら
嘘みたいな本当の話 第二部はこちら
もちろん、一部から読んだ方が楽しめます。
では、完結編ともなる『嘘みたいな本当の話 第三部』を
お届けします。
---------------------------------------------------------
嘘みたいな本当の話 第三部 完結編
~ そして伝説へ ~
『One Way Road - John Butler Trio』
パンダに限りなく似た犬。
両耳、目の周りが黒くブチになっているデブい犬。
そいつが、膝のあたり、およびジーンズの匂いを嗅いでいたのだった。

(こいつほど可愛くはない。)
犬派、犬好きとしては、どんな犬もウェルカムな限りだが、
ひいき目に見ても、申し訳ないが、
可愛いとはお世辞にも言えなかった。
むしろ、申し訳ないが「ブサイク」の分類に入っていた。。。
※ブサイク 【不細工】〔名・形動〕
1.細工が下手なこと。出来栄えが悪いこと。また、そのさま。
2.格好が悪いこと。また、そのさま。
3.容姿が整っていないこと。また、そのさま。例:「_な鼻」
出典:大辞林より
YES!!
答えは3!ファイナルアンサーで!!!
みのさんならきっと、溜めに溜めてこう言う。

・
・
・
・

「ん、正解!!!!!」
そう。
こんな、
ブサイクな犬を放し飼いにフラフラさせてるやつは
どこのどいつだ!!
なんて思いながら辺りを見渡すも、
飼い主らしき人間はどこにもいない。
まぁ、いっか。と思いながら、
本に意識を戻そうとした瞬間。
「かぷ!!」って。
かぷ!!ですよ。
何にって、自分にじゃねっす。
ギターのケースごと、かぷ!!です。
小堺一樹のライオン提供
「いただきます!」 ばりに、「カプ!!」ですよ。
ネックの一番細いところに「カプ!!」ですよ。
「ちょま!!!(ちょっと待て!!の略)」
口から出たのは、もうそれが限界。
あまりにも意表を突く行動を目の当たりにして、それだけで精一杯でした。
そしたら、パンダがさらに驚くべき行動に!!

何と!!!
やつ、
それをカプッと咥えたまま走り出しやがったのさ!!
「ちょ、ちょま!!!」
UKのギター、ハーフサイズと言って、
規定のより半分のサイズなんです。
だもんで、
軽く、小さいわけです。
やつはそれを逆手にとって、ギターをケースごと噛み付いて、
走って逃げようという魂胆に出たわけだ。
まぁ、追っかけました。
そりゃ追っかけますよね。
どこに持って行かれるか分からんしさ。
まぁ、追っかけたわけです。
でも意外に速い!!
野生のパンダって、
動物園のパンダと違って、ライオン並に速いらしく、
時速30キロから40キロくらいのスピードが出るらしい。
軽い原チャ並みです。
それくらい出てるんじゃね?
というくらい速い。
でも、昔サッカー部で鍛えた脚!
必死の思いで距離を縮め、
何とか追いつく!!!
と思った瞬間、
パンダがマンガみたいにクルリと
90度方向転換!!
とう!!
って押さえ込もうとしたUKは勢い余って、
それこそ、マンガのように・・・
転倒!!!!
砂浜にダイブ成功!!!
美しく華麗に決まったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
ドサ!
ですよ。
効果音は、ドサ!

体を打ち付ける痛さよりも、悔しさ。
「何で、こんなパンダに!!」

UKが倒れたのに、ちょっと驚いたらしく、
パンダは脚を止めた。
振り返ったやつとちょっとだけ目が合った。
人を蔑む目。
「フン!」みたいな。
鼻で笑う感じ。
絶対に人間を見る神の視点だった。
というか、パンダの瞳に神を見た。
そして、不思議な空気感の中、やつ、
そっと口を開けてギターを下ろすと、
どこかに走っていきやがった。
「・・・」
言葉を失う。
右手に掴んだ砂だけがリアルな感じがして
何だか虚しい気分になって。
そこに聞こえてきた声。
「チャビイ~~!!チャビイ!!」

見ると、遠くでそう呼んでいる飼い主の元へ
嬉々として走っていくパンダの姿が。
どうみても、飼い主はパンダのやったことを
理解しているとは思えない風だった。
まるで、今どこからかやってきたかのように
パンダを探していたからだ。
文句のひとつでも言ってやるか!?
だが、飼い主…
!?
ドーラ!!!???

ジャイアントパンダ並みの巨漢だ。

とても・・・
とても太刀打ちできないレベルだ。。。
ゆっくりと起き上がりながら、
体に着いた砂を叩き、やや、
よだれまみれになっているギターを拾った。
そしてティッシュでギターケースを拭い、
大きな岩の上に腰をかける。
パンダはもうとっくにドーラと共に姿を消していた。
空は海にも負けないくらいに青く、
雲ひとつない晴天の空の下。
波音だけが普遍的な音を奏でながら、
寄せては引いている。
たくさんの個人ヨットがビーチを出て、
対岸のランギトットー島に向けて進んでいく。
それでも地球は回る。
空を見上げて、大きく深呼吸をする。
「今日は、いい天気だな…」
この数十分でいろいろあったけど、
きっと今日はいい日だ。
でも、悲しいくらい青空の下、
ひとつだけ気になって、もう一度だけ独り言が出た。
「飼い犬の名前に、
『チャビイ(おデブちゃん)』って・・・」
END
~あとがきに代えて~
この物語はノンフィクションです。
ですが、実際の個人・団体名は一部存在しません。
長い長い記事を読了頂き、
本当にありがとうございました。
本当だと信じられても、られなくても、
↓1クリックご協力お願いします!
人気ブログランキングへ

★Dance with sheeps★ 32歳からのブレイクダンス 目次に戻る












