レンタルしてみました。
アクションものだったから、有名な作品の続編だと思ったから……

でも、もっとよく見れば良かった……。
なんで、ネイビーシールズが、ナチスの金塊を、「奪還」するんだ?
せめて、「ナチスから奪還」じゃないのかな?
え?ネイビーシールズとナチスの時代って……
UDTじゃなかったっけ?
えー?

これ、邦題の副題が変なの?
それとも、元々なの?

オープニングのアクションは派手で、初めはスマートでした。
逃げるときに、あれれれれ?
何で、逃げ道ちゃんと確保できてないの?
からーの、えっ?、何で戦車?
えー?
って言う、展開になり……こ、これは、とってもお金がかかった、高校生の書いたお話?
って、思った。
いや、悪くないんだけど、そりゃ、もう、とっても分かりやすいストーリーだし、登場人物の言いたいことはストレートに伝わるし、でも……突っ込みどころは、通常のアクションものより、2倍にサービスしております……って、映画です。

あっけらかんと明るくて、終わりよければ全て良し、で、派手で、笑いあり涙あり……。

そうだ、これ、アメリカ海兵隊への入隊勧誘のためのPVでしょ?きっと、そうでしょ?
君も、海兵隊に入隊して、ネイビーシールズを目指そう!
ネイビーシールズに入れば、やりたい放題。
お気楽にご機嫌に、NATOの規定を破って、敵の戦車で町を破壊し、金塊探しをやりきって、そのお金で現地の住民の生活を支援するぜ!(勿論、取り分は欲しいけど、もらっても美人と世界平和のために寄付しちゃうぜ!)
さあ、君も、海兵隊に入隊しよう!
俺たちと一緒に暴れようぜ‼️

って言う、映画です。


スカッと爽やか、一気に炭酸が抜けちゃうジュースみたいな映画です。
SFファンタジーで、原作も有名らしく、凄く見たかったのですが……時間がなくて行けませんでした。
ところが……評判は良くなくて……悩みながらも、レンタルしてみました。


うーん、うーん、どうなんでしょう?

何が、どう、心に響いてくれないのか……。
多分、主人公の男の子が特別な能力を持っている理由が、上手く伝わってこないからかな?
亡くなってしまったお父さんと最後に交わした言葉が、
「お前は、お義父さんにとって、誰よりも輝いている、特別な能力を子供だ」
って、ものだったとかのエピソードがあると、納得できる。
後は、キャンプでサバイバル能力を鍛えたとか……。
お父さんも、その能力の片鱗を見せるようなエピソードが有ったり……だから……
主人公の演技も、前半の流れも、とっても素敵なんです。
彼が、とても孤独で、誰にも理解してもらえなくて、人を助けるために亡くなった父をずっと思っていて、絵が上手くて、頭がいい。
ガッツも有って、虐められたら、抵抗する。それを、受け止めてあげられたはずの父の不在で、母親は悩み戸惑い、彼を上手く受け入れられない。
お互い大切に思っていても、上手くいかない。
凄く伝わる。
凄く伝わるんだけど……。

でも、それだけでは、主人公がヒーローに成長するための目的も理由も……伝わらない。

主人公が、……引き込まれるほどのオーラがないと言うか……(ごめんなさい)そこが最大の人気のなさなのかもしれない(原作の主人公の設定にはぴったりなんだろうから、選ばれたのだろうけど)。
ついつい周囲が助けたくなる魅力が、欠けている気がして、……ファンタジーの世界に入り込めない。

ガンスリンガーも、なんだかキャラ立ちしてない。どうして、急に主人公を受け入れたのか、なぜ、「もう、ガンスリンガーじゃない」と
言われてしまっているのか……よく分からない。
私が頭が悪くて、見落としているのなか?
でも、見返す元気はないよ。

反面、ラスボスが魅力的過ぎて、能力高すぎて……なんで、そんなに力が有るかも、どうして世界を侵略したいのかも分からない。
悪役が魅力的すぎて、好きになっちゃうでしょ……バランス悪いと思う。
悪役全般、カッコ良くて、憎めないんだよー。


うーん、誰にお勧めするといい作品なのかな?

そうだ、多重世界のSFが好きな人にオススメの映画かな?