爪の中程に

うっすらと残る傷。


中指の爪は

かなり窪んでいる。


どの指の爪にも

傷跡が見える。


8月15日

猛暑日だった。

連日

熱中症警戒アラートが

発令されていた。


16日の夜に

もの凄い悪寒に

見舞われた。


毛布にくるまり

羽毛の掛け布団を

かぶって

夜を明かした。


翌朝、からだ中に

赤い発疹が

できていた。


動くこともままならず

さらに一晩

じっと布団の中で

夜を明かした。


通院して

点滴を打った。


が、体のだるさは治らず

さらにもう一晩

グッタリと横たわっていた。


爪の傷は

このときのものだろう。


熱中症

ひとつ間違うと

命を落としかねない。


体が受けたダメージは

爪にでると

聞いたことがある。


熱中症

恐るべし!