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おおうちみつはる の ぶろぐ

大内満春
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「ジル・ド・レ〜我輩は娼館の蚤である〜」のトライアウト公演が終わった。

話をもらった時、キャストと製作陣を見て「なんじゃこりゃ」と思った。強烈な個性の人しかいない。こんなのだれがまとめきれるの?と。

厳密に言えば情報公開の3日後に話をもらったので、情報公開の時に「うわーこれ呼ばれなかったのめちゃくちゃ悔しい…」と思った。その時はまだ編成が決まりきってなかったそうな笑


トライアウト公演はまだあまり馴染みがないのかな?映画で言うところの試写会に近い。

今回は全てをご丁寧に説明し尽くすと2時間半の舞台になってしまうようなものを、サクッと1時間45分にキュッとまとめた感じ。

これがとても面白い。余白が多いに残されている。昨今の観劇のお客さんの中には、1から10まで全部納得する説明が用意されていないと、やれ不十分だ、やれ不親切だと宣う人もごく僅かにいたりするが、「トライアウトですから!本編に乞うご期待!」とぶったぎれるのである😛笑

まぁそんな言い訳じみたことに「トライアウト」という文言を持ってくる製作陣ではないので、ご覧いただいた方々にはむしろ「こんなに煮詰めておきながら、なにがトライアウトだ」と笑ってもらえる仕上がりだったのではないかと思う。



バンドはご存知、田中和音一座である。

今回はバイオリンに小夜子さんも登板。初めましてであったけれど、前もって和音から「小夜子さん、いいっすよ」と念押しされていた通り、素晴らしいサウンド感で、弦楽器と一緒にやる時には付き物の、ニュアンスのすり合わせみたいなのをやる必要も全くなく、リハーサルから音楽での会話を沢山楽しませてもらった。千秋楽の日には「ああ、明日からバイオリンのない生活なのか」とブルーになったくらい、名手であった。



役者も製作陣も、ひとりひとり語りだせば、あと2時間くらいスマホいじらなければならないため、割愛するが、各界のとんがった奴らを集結させたやべー集団であることは間違いない。また、このメンバー一覧を見て、爆笑できた自分、なかなかの演劇好きになってきたな、と思ったりもした。

全員集合から約1週間の短いカンパニーであったが、こんなにも濃く過ごせたことは本当に貴重だと思う。


12月はgfjbの本番だけでも7本、カウントダウンクルーズのカルテットの準備、他にもepiceやスイングバイなど目白押しで、年明けて3日目の今日も全くもって疲れが取れてないけど、どうにかやりきった自分に拍手。


あ、明けましておめでとうございます。