龍が亡くなる前の事を振り返ってみると





龍の苦しむ姿を目にしていながら見えてなかったように思う




目の中にその光景が入ってきてるのに



その光景を脳でちゃんととらえてないと言うか



脳が理解できなかったと言うか




脳が麻痺していたような


わざとその苦しみの神経経路を遮断していたような





脳が心の痛み止めを出していたような




龍は苦しんでいたけれど



私にはそれがそのまま伝わっていなかったように思える






そのお陰で私は気持ちが楽だったようで




まさか龍が死んでしまうほど苦しんでいたとは思えなかったこと




苦しみを分かってあげれなかったことが悔しかったり




龍が私を苦しめないようにしてくれたんだから



これでよかったんだと思ったり




大丈夫




どんな事も



穏やかになって行けるから



大丈夫





わけもなく



私はこれからも大丈夫だと思える






見守ってくれてる何かが



いてくれてる