新年初めての散歩は、本郷周辺です。
東京大学の赤門からスタートしました。
赤門は11代将軍徳川家斉の息女 溶姫が加賀藩前田家に嫁ぐ際に作られたもので、重要文化財に指定されています。
もともと東京大学の敷地は、加賀藩 前田家の上屋敷だったとのこと。今でもかなり広い敷地なのですが、当時はもっと広かったとか。前田家の権勢が相当なものだったことが伺われます。
キャンパス内に足を踏み入れると、緑が多く清々しい中にも、思念的な雰囲気と気品のようなものが感じられます。
由緒ある土地には、そういったものが受け継がれていくのかもしれませんね。
構内には、夏目漱石の『三四郎』に登場する 三四郎池(通称)もあり、癒しのスポットになっているそうです。
大学のカフェでお茶をして東大生気分を味わい、賢くなったつもりのまま、キャンパスをあとにします。
次に向かうのは、春日局ゆかりの寺「麟祥院」。
春日局は第3代将軍 徳川家光の乳母で、江戸城大奥の礎を築いたとされる女性。
麟祥院にお墓がありますが、ちょっと変わっているんですよ。
なんと、墓石と台座の二カ所にハンドボールくらいの穴が開いています。
これは、春日局の遺言によるもので、自分の死後も政道を見渡せるようしたいとのこと。
さすが、お局さま! ですね。
春日局の父親は、明智光秀の重臣 斉藤利三。
本能寺の変で織田信長を討った後、山崎の戦いで秀吉に敗れ、処刑されています。春日局(幼名 ふく)は4歳のとき、その現場を目の当たりにしたと、伝わっています。
並大抵ではない苦労をして、人生を切り開いていった生涯は、大原麗子さん主演の大河ドラマでも取り上げられたので、覚えている方も多いのではないでしょうか。
来年の大河ドラマの主人公は、明智光秀。
受付で、光秀ゆかりの地マップを発見しました。
この麟祥院も、人気スポットになるのは間違いなしですね。
(次回に続きます)





