本日の本の紹介は、赤塚不二夫先生と牛次郎先生の共作である "建師ケン作" この物語は一人の少年が大工の修業をして一人前になるまでの苦悩を描いた作品で、赤塚先生が手掛けた中では最もシリアスで真面目な(先生ごめんなさい)作品といえるでしょうね。

 わたくし、この物語赤塚先生一人で書いたものとずっと思っていましたが、牛次郎先生との共作であるということを最近知りました。どうりで作風・マンガのし上がりも違ってはずです。

 内容をざっと紹介すると、こういう漫画の王道であるタイマン勝負の最初が(違っているかもしれませんが…)電気工事士とのうくぎ打ち勝負です。マルタにくぎを打ち込んでいくのですが、全くの同時に終了してどっちが早かったのかは優劣がつきません。しかし、よくみてみると、ケン作のうった釘のほうがまっすぐにきれいにうちつけてあります。それに比べて、電気屋さんのほうは曲がっているのが多数みられました。勝負は、ケン作の勝ちですが、師匠は冷静のその勝負を見ていました。

 勝ったのはケン作の腕がよかったのではなく、ゲンノウ(ハンマーのこと)の違いであることを。電気屋さんの金槌のほうは普通よく見かけるよものですが、ケン作の持ってるハンマーは、立方体でその表面がまっ平らになっていました。どういう持ち方をしても正確に打ちつけられるような形をしていたわけです。私、これを見て子供心になるほどなぁ、と感心しました。

 私の父も建具師でしたが、一度気をのこぎりで切ったその断面見たことがあるのですが、切った後にできる線が非常にきれいでまっすぐに整っていました。ああ、これが職人の技なのだなと、あまり尊敬できる父ではありませんでしたが、少し見直しちゃいましたよ(笑)$ハローワーク職業訓練・パソコンマスター科卒業生のブログ