もう少しお待ち下され 4 | シンイ二次小説でんべのブログ

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現王の従兄弟にあたる
徳将は王様の後ろ楯を得
我が物顔で王宮を闊歩しているが
目付きの割には腰が低く
女官かには大層評判がいいのだ
今日も今日とて、遠巻きでは
あるが、女官が一目拝ましてもらおうと
群がる女官らだ。

「美丈夫でございますね。
チェ・ヨン護軍殿と良い勝負で
ございますね」

「あら、わたくしは護軍様贔屓で
すわよ…ふふふっ」

「あ、あの方は
先日一目惚れしたと言う末娘と
言う方かしら?なんだか良い
雰囲気を醸し出していらっしゃるわ」

なんとあれ程チェ家に嫁ぐと
騒いでいたビジャが三歩下がり
頬を染めながら俯き加減で
歩を進めている。

「あ、あの…?・・・
随分とおもてでいらっしゃるので
ございますね?
女官らが騒いでいますよ。
ビジャでよろしいのですか?」

「何をおっしゃいます?
私らは許嫁の仲となるのですよ
王様の許しは得たも同様です。
ビジャ殿こそ、チェ殿への想いは
きっぱりとわすれられましたか?」

「は、はい・・・一時の気の迷いだった
のやもしれません。
今は徳将様を恋慕い申し上げます。
・・・女人からこのような大胆な
発言はお嫌いになられますか?」

「大胆な事を申されますなぁ~
ですが、私は好みますぞ
女人とて古い習わしに縛られることなく
屋敷を束ねるだけではなく
外に出られませ」

「ま、誠によいのでございますか?
ビジャは屋敷を束ね、学問を習いたく
思っておりました。
父上がそれをよしとし、ビジャを
育てて下さいました。
ですので、王族となり貴方様を
王様にして差し上げたく思います。
良妻賢母も兼ね備えて見せます」

「頼もしいお方ですね。
この徳将も励みますゆえ
ともに高みへ、てっぺんへと
参りましょう」

そんな会話を耳にし
すぐさま動く人影があり
野に咲く可憐な花が揺れる午後の
出来事であった。

それから半月が過ぎようとして頃
事件が起きる
王様がお倒れになったのであった。


・・・・・

おはようございます。

なかなか更新出来ずすみません😣💦⤵️
そんな中でも沢山の方が
訪れてくださら感謝申し上げます。
そして前作には沢山のお祝いコメント
本当にありがとうございます。
読ませて頂いておりますが
お返しが出来ずすみません。
でも皆様のお気遣い本当に嬉しいです
ありがとうございました。

拙い婆さんのブログですが
これからもお付き合いくださいませ。

でんべ