櫻  17 | シンイ二次小説でんべのブログ

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まばゆいばかりの光が
その男の瞳に飛び込んでくる。
観るものすべてがその男に
とっては驚くばかりだ。
行き交う籠には人が乗り
けたたましい音を響かせ
往来を繰り返していた。

「ここは?あのおなごの里で
あろうか?
それにしてもうるそうて敵わぬ。
それにしても早朝だった筈が
昼か?眩し過ぎてわしの目が
開かぬわ…何処に行けばよいのだ?
おっ?文じゃあのおなごの文を
誰かに見せねばなるまい」

高麗から天門を
潜り抜けキ・チョルは無事に
ウンスの世へとたどり着いた様子で
あり、手紙を片手に行き交う人に
声を掛けてみる事にしたようである。


「すまぬがこの文を読んでは
くれまいか?お頼み申す」

「わっ!なんだお前!化け物か!
寄るな!触るな!あっちへ行け!
自分の顔をショウインドウで観な」

道端の片隅に腰掛けスマホをいじる
若者がぎょっとした顔させ
しっしと手で払う仕草を
見せている。
その背に声を掛ける一人の女性が。

「あの?大丈夫ですか?
道が分からないとかですか?」

「は…この文を読んで貰いたい
だけなんだが・・・
読んで貰えぬだろうか?」

「はい、じゃ開けさせて
もらいますよ。・・・えっ??
ウンスじゃない!何処にいるの?
貴方がウンスを拐った犯人?
返してよ!!ねぇってば!
応えなさいよ!警察よびますからね」

「・・・」

親切心で声を掛けてみれば
なんたる事か…その女性は
ユ・ウンスが務めていた病院の
看護師。それも柳家の父方の
兄妹の子供であり、言わば
ウンスの従姉にあたる人物だった
のだ。医師と看護師と言う
立場ではあるがウンスの身内には
変わりない。
ウンスが忽然と姿を消してから
早、一年が過ぎようとしていた。


・・・・・

婚前旅行の目的を果たし
ヨンとウンスは旅を満喫していた。
櫻の季節にはまだ少し早いが
寒い折りには、ヨンの懐深く
潜り込み大事に抱えられ
愛馬の背に揺られている。
同じ旅籠に泊まりすでに三泊目
幸か不幸なのかは分からないが
契りは交わしてはいなかった
互いに悶々と気持ちでいたのだ。

「お腹すいたかも」

「昼にしますか?」

「でもヨンはお昼ご飯食べないん
だもの・・・。
私一人じゃつまんないし
美味しくないもの・・・」

「では、半分にしますか?」

「うん。わぁ~嬉しい。
じゃ饅頭が食べたいなぁ~
で、今日の予定は?」

「ウンスとの婚儀にあたり
本願である鉄原へ赴き、墓参りを
共にと考えていますが
如何です?」

「行く行く。
ちゃんとご挨拶しなきゃと
思っていたから・・・。
ここからどの位の道のりかしら
ほら、私方向音痴だから
全然分からないし・・・」

「ここからはゆるりと進むとして
丸一日は掛かると思われます。
チュホンも休息は大事ゆえ
構いませんか?」

「は~い。もちろんよ。
チュホンも家族だから
うふふっ」

取り敢えず今日は行ける所まで
行き、宿に泊まると決めた二人
四日目の夜は無事に過ごしたいか
いやいや互いに淡いがあるのか
それぞれの思惑は・・・。


・・・・・

あらあら❤
叔母様に叱られちゃうの?
まぁ~気の向くままに
お互いが
求め合うならそれもよし笑。

・・・・・

スマホ機種変止めました。
5Gで10万ごえ高いよ~~
三年も分割するか一括で
払う?いや他の安い機種は
一切出して貰えず
納得いかず止めました❗
本当に動かなくなった時に
変えます😅

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