出逢うまで(いつか必ず) 27 | シンイ二次小説でんべのブログ

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蹴りあげられた尻が痛むトクマン
・・・・あの時、ウンスを口説いて
いたら、突然意識を失った記憶は
あるのだが、目が覚めたら
自宅で寝ていたのだ。
次の日はなんとか立ち上がり
署へ行くと、事の子細を課長である
チュンソクが教えてくれた。

「人の彼女を口説いているお前が
悪人なんだよ!命があるだけ
ありがたいと思う事だな。
ましてや相手は課長でも
敵わなかったチェ・ヨンさんなんだぞ
やらかしたなトクマン!」

「だってさ、かわいいじゃん
あの子。男ならアプローチするで
しょうが…。テマンだってそうだろう?
あんな色白ですべすべ頬っぺたに
触って見たくて、窓から
手を伸ばしたら
意識が飛んだんだよな…」

「お前なんぞな男として魅力はないぞ
ただ背が高いだけだろう?
俺みたいに鍛えぬいた身体にならない
とな女にはもてません!」

署内で上着を脱ぎ捨て俗に言われる
シックスパックを見せつけ
ニヤリっと方頬をあげるトルベで
あった。

「あっそ…はいはい、お前が
細マッチョなのは誰もが知ってる
って、そんな事より犯人らを
地検送りにしないとあの傲慢な
娘の父親が、あちこちに手回し
しているんだぞ、署長にも
圧力があったと聞いた。
どうしたものか…」

トルベの自慢など全く興味がないと
言わんばかりにチュソクは
頭を悩ませている様子である。

「さあ、仕事に戻れ。
署長は圧力になんぞ屈しはしないさ
俺たちは街の治安を護るのが仕事
なんだ。さっさと動けよ!」

「「おお~~」」

・・・・・

示談にしてくれないか?
被害届けを取り下げてくれないか?
言い値で小切手を切るから?
と、詰め寄るソンジャの父である
キ・ドンヘが田舎町のウンスの
実家に訪れたのは事件から
3日が過ぎた頃であった。

キ・ドンヘとは韓国を影で仕切って
いるとも噂される権力の持ち主…
その財力にものを言わせ
時には、政界まで金をばらまき
時には、家族の不始末をも
金でもみ消そうと目論む男。
一時マスコミでも取りざたされた
黒い疑惑がある。
どうして今の財を築いたのか・・・
一代で財を築きあげた男の疑惑とは
・・・。

「お帰り下さい!。
但し、玄関の修理はして頂きます
いつまでもビニールシートで
覆う玄関では無用心ですので。
母さん、お客さんのお帰りだ
お茶など出す必要はないぞ」

玄関に目を向けると
ビニールシートで覆われ中から
板で囲うだけの質素な物
多少力のある者なら、蹴りあげた
だけで簡単に壊れてしまいそうだ。

父親はきっぱりそう言うと
椅子から腰をあげ裏口へと
案内する。
お茶を盆にのせたままの母親は
後に続く。

「追い出したんですか?」

「あたりまえだろう。
あの男に札束なんてもらって
みなさい・・・??
こんな田舎町でもあいつの噂は
聴いた事があるだろう?
正当な手続きを踏んでから
じゃないと関わってはいけない
男なんだ。ヨン君が優秀な弁護士を
紹介すると言っていたから
その人が来てからの話にしような
母さん?」

「そうね…そうしましょう」

裏口でそんな会話をしていると
またまた見知らぬ男が
声を掛けてくる。

「すみませんがこちらはユ・ウンス
さんのご実家で間違いございま
せんでしょうか?…」

「そうだけどあんたは?」

「弁護士のアン・ドチと申します。
チェ・ヨンさんから依頼があり
寄らせて頂きました。
今の人はあのキ・ドンヘですね?
まさかとは思いますが…
受け取ってはいませんよね?」

「もちろんです。
立ち話もあれですから
どうぞお入りください。
母さん暖かいお茶を頼むよ」

「はい」

・・・・・

ドチきた~~!
素早い解決願っていますよ。

今回のお話には、ヨンも
ウンスも出て来ませんが
お付き合いくださいませ。

今日はお休みをもらい朝から
眼科に行きます。
飛蚊症だとは思いますが
念のため診て貰います。

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