出逢うまで(いつか必ず) 26  | シンイ二次小説でんべのブログ

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チュンソクらが見守る中
二人は組み合う。
テマンの側には手錠を掛けられた
キ・ソンジャが姿も見える。
逃げ出したいのであろうか
身体を揺らしていた。

「おい!大人しくするんだな
逃げ出す事はできないぞ」

「ふん!お父様に言い付けて
やるんだから!覚悟することね!」

テマンはゴニョゴニョと
チュンソクと話をし驚き眼を
見開いた。

「我々を甘く見ないほうが
身のためですよ。権力に屈する程
柔な心は持ち合わせていないので
…それにこれはれっきとした
殺人未遂にあたると思われますから
刑務所でしっかり己と向き合って
過ごす事ですね」

「・・・」

チュンソクとテマンが見守る中
二人は鋭い眼光を交差させ
白髪の男が腕を掴むとつかさず
ヨンが脚を払いのけ互いに
後方へと飛ぶそんな事が繰り返され
一向に進展する気配なしなのだ。
腕に覚えのある二人はジレンマを
覚えつつも根気よく相手が
仕掛けるのを待っていた。
その時、白髪の男が大きく後方へ
飛び跳ね、隠し持っていた
サバイバルナイフを手に持つ。

「飛び道具はあまり使わないんだが
お前は捕まえる事ができない。
だけど殺しはしないから
安心するんだな」

「銃刀法違反だ!!
ま、お前も直に刑務所行き
確定だからな。
お嬢と仲良く捕まればよい」

ヨンはそう唸り声をあげると
俊足を生かし、男の目の前へと
駆け寄る。その早さに
男も目をパチパチさせている。

「チェさん!刃物!?あれっ?」

チュンソクがそう叫ぶ前に
サバイバルナイフは白髪の男の手から
叩き落とされて白い雪にすっぽり
覆われていた。

「俺の家族を心身ともに
侮辱する奴は俺は絶対許さない!
手加減などしない!良く
覚えておくことだな。そこにいる
お嬢も一緒だ!女でも許さない!」

ヨンはそう叫ぶと白髪の男の首を
その力強い腕で締め上げると
次第に男は口から泡を溢し始める。

「チ、チェさん!死んでしまいます
力を緩めて・・・いいんですか!
あなたが犯罪者になっても!
悲しむ人はいないんですか!」

チュンソクの怒号に、ヨンは
我に返り寒く澄み渡った青空を
見上げふぅ~と太い息を吐く。

「すまない。よく止めてくれた。
あの方を悲しませる事はできない
やっと会えたんだ。
そして再びヨンと呼んでくれた
時、俺はウンスを取り戻した
喜びは計り知れない物があった。
若くして俺の元から逝ってしまった時
必ず生まれ変わり戦のない世で
めぐり逢いたいと願っていた
天の神がそれを叶えて下ださった
俺はそう信じているんだ。
チュンソク、テマン?
こいつを頼む」

ヨンはそう小さく伝えると
雪道を車が止めてある方へと
駆け出して行った。

やれやれ・・・。
二人がそんな顔をしていたのは
言う間でもない。


・・・・・

ご無沙汰しています。
ようやく本編綴る事ができました。
飛蚊症が邪魔をし昼には
どうしても描けなくて…夜中
綴りました~💦(笑)
皆様からのコメント返せなくて
すみません。でもちゃんと読ませて
頂きました。ありがとうございました
お返事できなくてすみません。

初めて飛蚊症ができた40代には
眼科に行き綺麗な目をしてます
これは飛蚊症と言って目の老眼です
と、言われました。
でも今は違うのかな??
飛蚊症が二重に見えるんです。
近くと遠くに・・・。
15日に眼科行ってきます。

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