生きる意味(動きだす時)69 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「チョ、チョナ!このような所に
・・・えっとですね
護軍は留守のようでして・・・」

「・・・ゴッホン
言われずとも承知じゃ」

「はっ!申し訳なく。で、チョナは
いか用で兵舎に?」

片膝を着いたまま頭を垂れる
トクマンの姿があまりにも
滑稽で、我慢の限界がきたので
あろうか…チョモの肩が徐々に
揺れだす。

天の助けか
ヨンとチュンソクがそれを覗き見て
いたのだ。

「仲間でも見分けがつかぬ
見事な出来映えと見える、んっ?」

いち早くその気配に気づき
後ろを振り返ると、ウンスが
満面の笑みを浮かべ駆けてくるのが
見えていた。

「ヨン!!居てくれて良かった
あのねぇ?お願いがあって来たの
侍医の」

「却下、王様がおるのだ
もう少し静かに出来ぬか?」

「えっ?」

そっとそっと向かい合う
ヨンの脇から盗み見るが
いつもの様に身体を強ばらせる事
もなく至って冷静であった。

「うふふっ…冗談は止めてよね
あの後ろ姿はそうね~~
チョモさんでしょう、違う?」

「・・・」

「それとトクマンさんは、なんで頭を
垂れてるの?仲間なのにさ
トク~~ぐっっ」

咄嗟にその口を押さえつけ
「あれで良い」っと
ウンスの耳元でそっと呟くヨンで
ある。

「ウンスは王様の気配が分かるのか」

「分かる訳ないじゃない
そんな事より訳も聞かず
却下は酷いんじゃない」

「すまぬ。ウンスに託して
みたのだが、難なく見破られたな
チュンソク?チョモの右肩をもう少し
あげよ、王様は剣を持たぬ故
下手な癖はついておらぬぞ」

「はっ!問われてみれば
まさしくおっしゃる通りでして
某としたことが・・・」

チョモの後ろ姿に眼を向けると
確かに、剣を持ち敵と対峙折の勢いに
見えなくもないのだ。
つかつかと歩を進めチュンソクは
トクマンの前へと一歩進むと
小刻みに揺れるチョモの両肩を
ガシッと掴み右肩をあげる。

「な、な、何をなさいますか!」

「トクマン!お前は仲間の気配にも
分からぬ程たるんでおるようだな
護軍に個別で鍛練を頼まねば
ならぬな」

「へっ?あ、あの~王様、で、では
ないと言うこと??はぁい?」

トクマンは府に落ちぬとばかりに
おずおずと立ち上がると
偽王様の前へと歩を進める。

「な、なんだよ~~チョモじゃ
ないか!!お前、悪戯にも程度って
もんがあるだろうに・・・」

「トクマンっ!チョモに
非がある筈なかろう、気づかぬ
トクマンの落ち度と言えるぞ」

バンバンっとチョモの肩を叩き
口を尖らしながら呟く
トクマンではあったが、すぐに
チョモの背越しに近寄る
殺気を感じ取り後退りのである。

「ほぅ~俺の気は分かるとみえる
ならば仲間の気も感じぬのは
言語道断と言えるぞ」


・・・・・

いやいや~このままでは
年末までに終わらないよ~~
で、考えたのが途中を省き
最終話を載せるか?

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