あなたを探して 78 | シンイ二次小説でんべのブログ

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78

四半刻ほど眠ったのか
ウンスがむくりと顔をあげると
皆が目元を緩め見つめていた。

「ウンス…眠れたのか?」

「叔母様・・・わたしっら…
すみません…もう大丈夫です。
ヨンもごめん…貴方の体面を…」

「体面など気にせずともよいが
身体は大事ないのか?」

「うんっもう大丈夫…王妃様
すみませんでした…ちょっぴり飲み
過ぎたようです…若いころから
少し眠ればすぐに酔いが覚めるんです
特殊な体質のようでして・・・」

ウンスは申し訳なさそうに
王妃様に深く頭をたれ
チェ家に集う仲間を見回し
自身の頭をコツンっと拳で叩くと
愛らしい舌をぺろりと覗かせるので
ある。

「医仙様~~なんと言うか
とってもお年には見えません
俺と同じくらいかなって思います
お若くて可愛らしいです~痛って!」

「バシッバシッ」っと隣に腰掛ける
チュンソクの拳と長い腕をいかし
向かいに腰掛けるヨンの拳が
トクマンの頭部に炸裂する。

「トクマン!一度死んでみたいか!
ウンスを侮辱するなど俺に喧嘩を
売ってるも同じである
屋敷ではあれだ、表へ出ろ」

「ヨ、ヨン!やめて冗談なんだから
それにトクマン君と同じ年頃に
みえるって嬉しいことじゃない
だからお願い」

「・・・」

「ヨン!王妃様がおいでなのじゃ
凝らしめるつもりならば兵舎で致せ
よいな!」

別に侮辱したつもりのない
トクマンではあったが
その顔色は眼を見開いたり
かたやほっと肩を撫で下ろしたり
最後は卓上に、こてっと額を
おとしたのであった。
その後兵舎にて特別な鍛練が
あったとかなかったとか・・・
箝口令が引かれ、誰も口にする
ことはなかったのである。

>>>>>>

やっとアメーバライフ復活しました~~( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆庭とも様~
また遊んでくださいませ。
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