あなたを探して 77 | シンイ二次小説でんべのブログ

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77

「だからっ!ヒック・・・二人には
わたしの想いを受け継いで
もらいたいんだってば…ヒック」

「ウンス…飲み過ぎであろう」

ウンスお手製の爆弾酒を取り上げ
ようとするヨンに向かい
ぶんぶんっと首を振り杯を取り上げ
ようとする。

「だってたのしみじゃないのよ
ヒック…これからわたしも手術できる
から・・・だけどもうすこし…ヒック
かい・・りょうが・・・ヒック
ひつようだわね…ヒック」

ウンスの頭が右に左にゆらゆら揺れ
卓上にこてっと落ちる寸前
またむくりと頭をあげるのである。
何度繰り返されたことだろうか…
すでに集う仲間も苦笑いを
浮かべるしかなかった・・・。

「大護軍…閨に運ばれた方が
よろしいのではありませぬか?」

「はぁ~~~・・・ヒック…い~や
まだねませ~んよ~~だっ!」

「なんとも愛らしいお姿で
すこと…うふふ」

そこには懐妊が発覚したばかりの
王妃様のお姿も見られる
国母であらせられるそのお立場上
民に寄り添うと公言している
女人の医官に国母として
寄り添いたいとの強い願望から
侍医や薬医員であるトギを伴い
ゆるりゆるりと輿を進め
チェ家に到着したのである。
王様は口煩い重臣らをおさえる為
留守番を余儀なくされた。

「お~うひさま~~わたしが~
あいらしぃ~って・・・ふふふ
うれしぃ~です~ヒック」

「このような恥態(ちたい)をお見せし
チェ家の長として幾度にも頭を
お下げいたしますゆえ
嫁を罰することなきよう
お願い申し上げます」

「妾はこちらの女医二人の
願いに寄り添うために参ったまでじゃ
二人が民に寄り添うともうして
おるのじゃ…妾はその民の親であろう
ならば親として子らをお頼みしますと
願いでねばならぬ…そうおもわぬか
・・・姉上様も嬉しいのであろう
それを罰するなどあり得ぬ」

「おうひさま~だいすきぃ~~」

ウンスを真ん中に挟み右にヨン
左に王妃様が腰掛けその横に
お目付け役のチェ尚宮…その背には
王妃様付きの女官であるサンミ他
数名の女官が王妃様のお世話に
精をだしている。
むろん武閣氏とチェ尚宮の妹である
エヨン叔母の姿もあり
使用人のチャミと
私兵でもある兄妹バルと
ディジーの姿もみえる。
そんな中で
主役の西域で医官とし活躍してきた
イルムとアルは恐縮しきりである。
雅に微笑まれる王妃様のお姿も
拝見でき、かたや眉間に皺を刻み
ニヤケ顔をさせるトクマンら
迂達赤を睨み付ける大護軍の姿も
初めて見ることができたのである。

「あの~わたしどもの為に
本当にありがとうございます。
なんだか場違いのような申し訳ない
気持ちでいっぱいです」

「よいのじゃ…妾にできることあらば
なんなりと力になる故
些細なこともこのサンミに申し
つければよい…サンミ?よいの?」

「はい…王妃様名代として・・・」

「これ!サンミ!そなたが名代などと
口にするでない…まったく
なんど言ったらわかるのだ」

「はぃ・・・すみません・・・」

肩を竦めるサンミをじっと見つめる
チュンソク・・・。
そしてトクマンを見つめるバル…。
そう遠くない先に
二組の夫婦が誕生するのやも・・
そんな宴であったのである。


>>>>>>

皆様こんにちは。

無事に昨夜帰宅致しました。
楽しかったなぁ~~(^_^)v
子が手を離れ約二十年ぶりに
旦那と旅を楽しみました
私がしんどいと口にすると
無言でそっと手を繋いでくれ
行く道を照らしてくれて
ちょっぴり嬉しかったり( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
ときめきとまではいきませんが(笑)
楽しい思い出を作ることが
できました~。

お話を今日から再開致します。

ポチっとして下されば嬉しいです。




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