あなたを探して 59 | シンイ二次小説でんべのブログ

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屋敷寝台でぐったり横たわるウンス。
すでに白々と夜が明けそばに
ヨンの姿はない。
身体を動かそうにも言う事をきいて
くれない自身の身体が恨めしい。

「ヨ~~~ン?」

厠かと大声を出してみたが
返答はなかった。

「奥様…如何されました?」

「あ、チョイ?旦那様は?」

「はい…御前会議があると言われ
先ほど出仕されましてございます。
奥様は出仕できぬであろうから
面倒みてやってくれと言われまして
・・・」

「ほんと?・・・わかったわ
ありがとう…」

実は昨日肩で担がれたそのあと
マンボ隠れ家の一室を借りヨンは
ウンスが気を失うほどその身体を
食い尽くしたのである。
それはそれは悋気丸出しであり
大義名分はウンスへの仕置きでも
あったのだが…ことが終わり
一人残し部屋を出るのも躊躇われ
ウンスを背負い火事場の作業と
なったのである。
そして罰が悪そうにウンスの寝顔を
じっと見つめ出仕して行ったので
ある。

「わかってる・・・高麗は
肌を露にしたら駄目なのよね
でも暑いんだもの…
仕方がないじゃない・・・」

ウンスは独り言のようにそう呟く
そんな中…らしくない足音がウンスの
耳に届く。

「ウンス!ウンス!」

「あれ…あの声はエヨン叔母様?
こんな姿見られたくないのに」

「ウンス?…まだ閨におったのか
そんなことより無事で安堵致したぞ」

「エヨン叔母様・・・恥ずかしい
・・・実は・・・」

戸口をあける叔母にウンスは
手招きしゴニョゴニョとこの顛末を
知らせたのである。

「・・・ふぅ・・・あやつめ
嫁をなんだと思っておるのじゃ
悋気丸出しとな…まぁ…ウンスにも
非はあるがな・・・おるか?」

「はい…パルとディジーはここに」

閨の廊下隅に控える女人ふたり。
腰をおとし剣を背にさす姿は
忍びなのだろうか…
はたまた主に仕える使用人なのか
正体は不明であるが
エヨンの指示に従い寝台から
立ち上がれないウンスに手を貸し
着替えを手伝い、肩をかすと
どこかへ連れて行ったのである。

むろん、「あやつには言うでないぞ」
っと使用人の親子にきつく
口止めしたのは言うまでもない。


>>>>>

皆様こんにちは

いつもお寄り下さり
ほんとうにありがとうございます。

ららららら様…パル
z0986k4591t様…ディジー
ご出演頂きました。
これからもお付き合いくださいませ
(いまだ正体不明ですが…笑)

おいおいご応募下さった皆様に
ご登場して頂きますので
お待ちくださいませ。

もうひとつ
先日の記事に火消し部隊と
ありましたが、実際高麗では
ウンスの世で言う
消防士をなんと呼んでいたかは
わかりませんでしたので
私の勝手な妄想部隊に過ぎません
ので悪しからずご了承くださいませ。
このように注釈を付けないとと
思いつつ…すみません。


でんべ


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