「トギの言うように
裸子植物の毒のようだけどどうやって
抽出したのかしら・・・主に口から
大量に食べて
中毒になる性質のものなのよ
あ!主に銀杏…トギ?そうでしょう」
『そうだ…まずは解毒だ
ちょっと待ってろ』
意識のないトクマンをちらりと
見つめトギは薬房へ駆け出した。
すぐさま薬研(やけん)を使い
細かく刻む音がころころと
漏れ聞こえ始めた。
「イムジャ?トクマンは大事ないの
でなろうか…」
「大丈夫よ…銀杏の毒っていうか
中毒の成分を抽出して刺したと
思うわ…でも元にそんなこと
できる人がいるのかしら・・・
私の時代なら難なくできるわよ
でも・・・いまの時代・・・
あぁ~わかんない~」
ウンスは髪をぐしゃぐしゃにし
しゃがみ込んでしまう。
いつまでも変わらぬその懐かしく
愛らしい仕草にヨンの頬も緩みがち
であったが…トクマンの意識が戻らぬ
中で笑みを浮かべるのも
憚られ静かに手を差し伸べ
ウンスを立たせるのである。
「イムジャ…それならば
王様の御前にてソン・ユに詰問する故
すぐに分かる筈だ
トクマンは任せて俺は宣仁殿に
向かうが良いか?」
「えぇ…大丈夫よ!しっかり
聴いてきてね…正直なところすごく
興味があるのよ…ふふふ」
「ならぬ!元には行かせぬ」
「へっ?まだなにも言ってないけど」
「ウンスの考えそうな事は
すべてお見通し故…よいな?」
「はぁ~い・・・」
ウンスはぷぅ~っと頬を膨らませ
返事を返していたのだ。
それからトギが用意した真っ黒な
煎じ薬をトクマンの口を開け
少しずつ流し入れるのであった。
「ゲッホ…」
トクマンの意識が浮上し瞳が開く。
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皆様こんにちは
ひとつお尋ねしたいのですが
このくらいの短さお嫌いですか?
あまりにも更新の間隔があき
前のお話を思い出すのも大変では
ないかと考えまして・・・・。
自身のブログなのだから
私が好きなようにしたらいいとは
思うのですが…読者様あっての
ブログだと思っていますので。
これくらいなが毎日更新できると
思います…
又は一日おきになるかもしれませんが
ご意見お聞かせくださいませんか?
お話が細切れにはなりますけど。
テマンの反乱も同じくらいで・・・。
仕事に向かう送迎バスの中で
朝に本編を投稿し、テマンの反乱を
帰りのバスの中で描けると
思いますので・・残業となれば
寝てしまうのでちょっと
無理かも知れませんが・・・。
でんべ
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