木春菊  [偕老同穴] 証 58 | シンイ二次小説でんべのブログ

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(haruさんのグルっぽで、誕生日のお祝い
に、haruさんに作って頂きました!
ピグでんべです。本当にありがとう
ございました)


女官が典医寺を後にするまで
気丈に振る舞っていた、ウンス…
その姿が見えなくなると
顔面蒼白で、椅子に雪崩れ込むように
腰掛ける

「医仙殿!!」

イム侍医がらしくもなく
声を震わせ飛んでくる

「ちらりと聞こえておりましたが
あの様な女官の戯言を、間に受けますな
大護軍は医仙殿一筋…それは周知の事実
揺らぐ事は、決してありませぬ」

「で、でも・・」

「ドキ---医仙殿に煎じ薬を」

侍医の叫び声に、トギはひょいと顔を
出し頷くと、ポンと共に再び薬房へと
消える



そんなウンスを垣間見テマンは焦る・・

知らせるべきか?
でも絶対内密にと、口止めされてる
からな・・・どうしたら良いんだ・・
・・・倒れでもしたら、大護軍に
会わす顔がない…よし!兵舎か
この刻限ならチェ尚宮様の私室か!

テマンは駆け出す


どうにか煎じ薬を飲み込み
ウンスは 武閣氏に付き添われ
私室へと、引き上げる

「ねぇ…本当にそんな噂があるの?
しかも、王様までご一緒なんでしょう
なんだか可笑しいと思わない?」

「私ら武閣氏と、チェ尚宮様のお部屋は
離れておりますので、詳しくは
存じ上げませんが…」

「え?ミント噂は聞いた事が
あるって事?ちょっと
王妃様のところに行きたいの
連れて行ってくれないかしら」

ミントとアルは困惑顔だ




「なんと申した、テマン!!
降りて来い」

テマンは屋根裏伝いに、武閣氏が住まう
棟に忍び込むと、誰にも見られる事なく
チェ尚宮の部屋へと屋根裏から
飛び降りる・・

「お、王様・・・」

「大護軍、そちの私兵は
名をなんと申したかのぅ・・」

「はっ、オ・テマンと…」

「テマン!医仙殿が倒れられたと」

テマンは、王様が共に刺繍を
なさる事は、聞いてはいたが
間近で目にすると、戸惑いを隠せない
素振りである

「は、はい…」

テマンは典医寺での様子を、事細かに
王様とヨンに伝える

「女官が見ておったと…大護軍
その女官を探し出すのだ!」

「はっっ」

「今日はしまいじゃ、大護軍
医仙殿のそばにおって差し上げるが
良かろう、余も王妃の元に参る
しかし…チェ尚宮が抜けられぬ折りは
取り止めにすれば良かったのぉ
さすれは、このような噂流れずに
済んだのやも知れぬ…余の落ち度には
違いない、言い訳をしに参るとするか」


坤成殿へ向かう王様と
典医寺へ向かうヨン、どちらも
気が重いのは確かだ
だが、チェ尚宮が抜けられぬ折り
二人の喜ぶ顔が見たく、完成を
急ぐばかりに…手の空いている
武閣氏を部屋に招いた…愚かな好意を
仕切りに反省する王様とヨン…



※※※※※

実は…今日でんべの誕生日です
たくさんのメッセージやコメントを
ありがとうございました

お一人お一人返信はさせて
頂きましたが、この場をお借りし
改めて、御礼申し上げます
ありがとうございましたm(_ _)m

本編短めすみません



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