小話2 | シンイ二次小説でんべのブログ

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前回の小話から続きになります
ウンスも無事に出産し早三年の
月日が流れています

もしもウダルチが関西弁を話したら

嫌いな方はスルーして下さいませ



「夜桜見物にいこうや」
「なんでや?食うことが目的なんか?」
『ゲッばれてる』
「ねぇ~ヨンってば~
戦でずっとおらんかったやんか」
「寂しかったんか、閨で埋め合わせ
するやんか、それでいいやろう?」
「いやや、行きたいもん」

数ヶ月ぶりに戦からヨンが戻り
屋敷の居間で夕餉を取りながらの
会話である

「どうしても行きたいんや」
『だって出店も今日で終いやし』
「疲れてまんねん!
ゆっくり寝たいんやけどな」
「なら、ほなら帰って来たら朝まで
付き合うし、それでも駄目か~」
「ほんまか!」
ヨンの瞳がギラリと輝く
「うそ言わん、ヨン~」
「ほな行こか」
『やったね!』
ウンスは胸の内でガッツポーズをした
「着替えてくる、ポンは使用人に
頼むさかいな」
「ポンは?」
「もう寝とるわ、まっとたけどな」

左右に出店が並ぶ市井を
新婚の頃のように腕を絡め歩く二人

「あれ、トルベさんとちゃんか」
ウンスは先を歩く
トルベと艶やかな装いの女人に
気がつきヨンに伝えた
『はは~ん打ち上げ帰りか
妓生にちゃらちゃらしてからに
明日から倍の鍛練や』

「なあ、ヨン、トルベさん
戦行く前に庄屋の娘さんと仲良く
歩いて居たやんな?」
「ほんまや、俺はそんな事せーへん
ウンス一筋や」
「うそやヨンも
あんな若い子がええのんか」
ウンスの瞳が潤みヨンを見上げた
「嘘は言わん、知ってるやんか
信用しろよな」
そう呟くとウンスを抱き締め
額に唇を落とした

「トルベ!」と声を張り上げた
「ん?誰や良いところやのに
でもこの声は・・・」
トルベは恐る恐る振り返る
「あちゃ~やっぱりな~」

トルベは駆け寄る
「お前、なにしとん?」
「な、なにって打ち上げの帰りです」
「みんなは?」
「それぞれ帰りましたがな」
「なんだトルベ俺にため口か?」
「いつも言ってますがな~
なんで今日はキレる?」 
「ウンスがお前のせいで泣きよる
奥を泣かす奴は許さへんで」

ヨンはトルベの後頭部を一発殴る

「医仙様泣いたらあかん、大護軍は
俺らとは違いまんがな~奥方一筋や」
「ほんまか」
「そこいらの男と違いまんがな
分かっとる事やんか」
「そやかて・・・」
「俺のせいで泣かれたら
俺が殺されるがなだからな~」
「分かっとる、もう泣かん」

トルベは胸を撫で下ろした
ウンスの機嫌が良くなり、出店を回り
ポンの土産を忘れているのに気が付く

「やっぱり出店の立ち食い巡りは
雰囲気が違うさかいうまいな~」
「せやな、ずっとこよな・・・
ウンス大変やポンに土産忘れとった」
「ほんまや、なにしよか
ポンも食い意地はっとるさかいにな」
「身体的は俺譲りやろう?食い意地は
ウンスやな」
「なんやのそれ、ひどい!」

ウンスは笑いながら
頬を幼子のように膨らませる

「饅頭でもこうてかえろか」
「せやな、一番喜ぶやろうな」

二人は使用人分と我が子に饅頭を買い
仲良く腕を絡め家路に急いだ

「ウンス、約束忘れてへんな?
朝までやからな」
「分かっとる・・・ふふふ」

二人は閨に籠り明け方
漸くウンスは解放された

「もう無理や・・・」
の言葉を残し眠りに付いた



終わり?

>>>>>>>>>>>>

皆様こんにちは

いつもお寄り下さり
誠にありがとうございます


関西弁懲りずに書いてしまいました(笑)

あとうろ覚えのずうずう弁しかない

もう小話のネタが有りません
これで本当に終わりかもです




でんべ




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