めぐり逢い永遠に結婚編70 | シンイ二次小説でんべのブログ

シンイ二次小説でんべのブログ

シンイ二次小説を書いています

ヨン…お願いが有るの?

ウンスは自分の診察が終わり
つかつかとヨンの元へ
しかし…ヨンはまだ腕の骨折の患者の
診察をしている

駄目だ、却下・・
それに俺はまだ診察中だ
後にしてくれ・・・

医者のヨンは厳しい

診察中を狙ったんだけどな・・
ケチ・・・

ぶつぶつ小言を言いながら
後片付けをしている

トギ・・もう片付けて
そろそろ時間だから、それと
テマンも中に呼んであげて…

トギは頷き外に出て行った

えっと内科はどうかな、チャン先生・・

と、内科を覗くがまだ二人の患者が
受診待ちをしていた

まだ、終わりそうにないわね…でも
相変わらず人気ね…ふふ

何故だか嬉しい気分になり
ウンスは着替えの為に休憩室へ向かう
狭い診療所内、休憩室に鍵を掛け
ウンス、ウォル、トギは着替えている

ぎゃ~~・・はぁ…びっくりした

突然休憩室の扉が開き悲鳴をあげる

ヨン・・ノック位してよね
トギが一緒だったらどうするのよ

診療所に居る時はズボン姿のウンス
帰りには必ずスカートに履き替える為
お尻が丸見えの状態だった

そんなへまはしない
貴女の気しか感じなかったから
開けたんだが・・

コホッ・・

ヨンは目のやり場に困り
照れ隠しの咳払いをして見せ
あえて話をすり替える

それでお願いとは・・・?

あ!聞いてくれるの・・

ウンスちょこちょことヨンを
見上げる位置まで寄る
この角度から見上げると
ヨンが弱いのを熟知しているからだ

はぁ・・・事と次第によるが

ウンスのお願いはろくな事がない
と、決め込んでるヨン・・・
あえてぶっきら棒に話す

何だか顔が怖いけど・・・まぁいいわ
あのね…医師の面接に同期を
一人加えて欲しいの
ソウルで努めて居たんだけど退職して
訳は知らないんだけど
こっちに帰って来ているの、でね・・
開院の噂を聞き付けて
別の同期を通じて連絡して来たのよ
駄目かな・・・

面接は構わないが、女性か・・?

男性よ・・・
それで…出戻り歓迎会を開くらしいのよ
必ず参加する様にと、言われたの
隣町の焼き肉や
テマンと三人で行った所
覚えているでしょう…ん?

ん?と見上げてくる瞳に
ヨンはいつも負けてしまう

はぁ・・

盛大にため息をすると一言だけ呟く

却下・・・

ヨンは眉間に皺を寄せたまま
さっさと着替え出て行った

え…どうしてよ・・・
たまには同期と飲みたいわよ
ねえっば・・待ってよ、一緒に帰るから

ウンスはヨンの後を小走りで追いかける

あ!チャン先生、戸締まり宜しく

と、一言掛けて車に向かう
車には既にテマンも乗っていた

もう…酷いじゃない置いてきぼりなんて

・・・

何故人妻が他の男と飲みに行くのか
理解出来ないヨン
例え他の同期が居ようと
どうしても理解に苦しむ・・

テマン…焼き肉食べに行くか?

え?・・はい

急に振られテマンも戸惑う
これが痴話喧嘩
なんだと理解はできるが・・・
何も言わず隣町の焼き肉屋へ
車を走らせる


いっぱい食べろ…

テマンには何とか話すが
ウンスとは話さない
勘の鈍いウンスでも感じる
ヨンの不機嫌オーラに
ウンスが負けた・・・

ごめん…ヨン
行かないから怒らないでよ
人妻が友達と飲みに行ったら駄目よね
独身気分を早く忘れなきゃ
ほんとにごめん・・・

ウンス箸を置き謝る
そんなウンスの姿にヨンが呟く

いつなんだそれは…俺も行く
貴女が一人の時に
何か有れば俺は後悔する
だから、テマンも連れて違う席で
焼き肉を食べている邪魔はしない…


うん!ありがとう・・・
今度の土曜の夜なんだけど

分かった・・・

ほっと胸を撫で下ろしてウンスは
焼き肉を頬張る元気が出来てきた

いただきます・・・












































にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村