めぐり逢い永遠に結婚編68 | シンイ二次小説でんべのブログ

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下手くそだから下手くそと言ったまで!

トルベはピシャリと言って退けた

何~!観光客が何を偉そうに・・
エキストラの一人が
トルベの独り言に反応してきたのだ

素人の癖に・・

エキストラが腕を組み睨んでいる

どうせ斬られ役なんだから
どう殺られようが、俺の勝手だ

情けない奴だな、お前は・・・
武人と言うものは何に対しても
役だとしても
正面突破が全うな道・・・
俺が尊敬してやまない人の持論だ

ふん…偉そうに・・・
ならお前が見せてみろ

その言葉にトルベはウォルの顔を見る
黙って頷くウォル
ふぅ~と息を吐きエキストラを見据え
呟く・・

その槍貸してみろ・・・
お前も誰かに槍を借りて来い

奪うように槍を取り槍を借りて来た
エキストラに槍を持ち構える

槍はなこう使うんだよ

トルベはエキストラに向け人差し指で
来い、来いとして見せる

生意気が奴が・・・

エキストラは真正面から
飛び掛かってくる
それを槍で左に難なく叩き
すぐさま槍をエキストラの喉に
突き刺す真似をして見せる

これは初歩の初歩だ・・・

そう呟くと槍をエキストラに返し
立ち去ろうとするが何処からか
声が掛かる

すみません…

こう言う者ですがと名刺を渡された

・・・・・・

エキストラにスカウトされた様だ


だが他国からの新婚旅行中と
丁寧に断りウォルと共に
次の観光地目指して立ち去る二人


まだ時間が早いな・・・
夜桜のライトアップをしている所に
連れて行きたいが・・
そうだ!鹿を見に行こう




>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


お弁当を食べ終え診察室に戻ると
トギが呆れて、イチャイチャばかり
するな、口紅がはみ出ていると
手を動かし、頭を左右に動かしながら
午後からの診察の準備をしている

アハハ・・バシッ

ウンスはひきつる笑顔を張り付け
隣に居るヨンを叩きながら
じろりと横目で睨む真似をする

コホッ・・
全くトギにはあの時代から敵わない

と呟くと後頭部を掻きながら
診察室のデスクに座る


テマンは春の陽気とはいえまだ肌寒い
診療所の外で張り切って警備をしている
トルベの様に待合室で脚を組み
だらだらとしたくないのだ
テマンらしい真面目さの表れなのだ


テマン・・交代よ、休憩室で
お弁当食べて来て・・

いや、俺はここで食べます

頑として動こうとしない
遠くを見やり不審者が近付いて
来ないか、気を張り巡らせている

しょうがない子ね・・

テマン・・中で食べて来い!
お前が戻るまで俺がここにいる
だからゆっくり食べて来い

そう言って頭を撫でてやる

はい・・

テマンはしぶしぶ休憩室に向かう
二人はぶらりと建設現場を覗きに向かう

後半年ね・・・

あぁ・・
これから面接が忙しくなる

外観は完成していて足場も外され
内装と入院ベットと
医療器具の搬送が残っているだけだった













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