「 おう! 社長さん居るかい? 」
年齢の程は、30代後半スキンヘッドの大男! 鰐革のセカンドバックをぶら下げて突然の来訪!
大きな体と、大きな態度に圧倒された事務員の女の子達は〝 まるで 〟庭の池で鯉が餌を貰おうと口を〝 ぱくぱく 〟させているような有様でたじろいでいる!
そんな時、奥の部屋にいた専務(当時24歳)があわてて飛び出してきた!
専務は 「 社長を出せ! 」 と怒鳴る男の話を冷静に伺った!
男は先月締めで退社したA君にお金を貸したらしいとの事! 借入日から10日毎に入金して貰うはずが初回から入金も無ければ、どこに居るのかも解からないらしい! そこで先月分のA君の給料から今すぐ返済して欲しいとの事。
専務が「給与の差し押さえは出来かねます!」と答えると、その場に居座ってしまった。
威圧感120%の男に居座られると仕事になるわけが無い!
専務が「 警察を呼びますよ! 」と言うと男は素直に会社から出て行った。
・・・と思ったら、なんと会社の敷地外の入口の所で仁王立ちしているではないか!
「そこに居られても迷惑なのですが・・・」と専務が言うと「 此処はお前の道路か? 私有地か? 」と開き直る! しかし会社の入口に立たれても・・・・。
近所の人たちが道を通る度、怪訝そうな顔をする。 ・・・・・困った!!
そんな中、事情を知らない僕が帰ってきてしまった!
なんだ~会社の前にとっても怪しい男が・・・。 なんだかとってもイヤ~な予感がセズにはいられない!
しかし男は〝 作業着姿の僕 〟に〝 ジロ 〟っと、ひとにらみするだけだった! (まさか僕が社長だとは思っていない様子)
会社に入ると専務が僕に事情を説明!
事情を知り僕は、とりあえず対策を検討しよう!・・・・と思っていたら〝 あまり物事を深く考えない専務 〟が男をさっそく連れてきてしまった!
男を応接間に通してから、5分ほどして僕は応接間に向かった。
〝 トントン 〟ノックをして部屋に入ると、男は〝ズシリ〟とソファーに反り返っていた。
〝 一瞬 〟・とんでもない〝 ヘマ 〟をして重役に呼び出された〝 ダメサラリーマン 〟のような気持ちになってしまったが、気を取り直して席に着いた!
ものすっ~ごい威圧感の中、詳しい話を聞いてみる事に・・・
やはり、話の内容は先ほどと同じ〝 A君 〟の借金の差し押さえを給与からさせてくれって内容でした。
〝給与の差し押さえは出来ません! そして職場には今後一切来ないで下さい 〟と返答すると、男は大声で怒鳴りだした!
「 オウ コラ! 黙って聞いてれば調子に乗りやがって 」
・・・・僕は胸ポケットから〝 ICレコーダー 〟を取り出し、 〝 貸し金業の規制等に関する法律って言うのは御存知ですよね? 職場に来るのも、借りた本人以外から強要するのも違反になりますよ! それに今の内容は刑法223条の強要及び234条威力業務妨害・250条恐喝未遂になりますよ! これ以上会社に迷惑を及ぼすのなら警察に連絡しますから〟
・・・と言うと男は〝ICレコーダー〟と僕を交互に睨め付け、そそくさと帰っていきました! (^ε^)♪
偶々、朝の会議で使用していたICレコーダーで録音していた為、何とか撃退する事ができました!
皆さんもどんなトラブルにも極力証拠となるような物を持参し、冷静に対処しましょう!! (僕はあまり冷静?ではなかったかも・・・)
【取り立て行為の規制については貸金業の規制等に関する法律・刑法・出資法・相手が暴力団の場合は、暴対法等によって守られております!】