人の役に立ってきた
献血をした
献血の手順は簡単に言うと以下の通り
受付、問診・血圧チェック、血液検査、採血
受付、問診は言わずもがなパス、血圧は正常値
血液検査がケチの付け始め
検査係のお姉さんが、「この前は具合が悪くなったようね~」
フレンドリーに話しかけてきた
ばれてる!
初チャレンジの前回、一人前の採血ができなかったのである
途中で血が止まってしまった
今回はそのリベンジなのだ
お姉さんは続ける
「無理にしなくてもいいのよ~!」
「本当のできるの~? 大丈夫~?」
「やめてもいいもよ~!」
冗談じゃない
昨日は酒を控え、朝昼しっかり食べ、今、昼寝までしてきた
この献血に一昼夜備えてきた
今日は全うしないわけにはいかない
「大丈夫ですからお願いします!」と自分
右腕を消毒された後、チクッと痛みが走る
ほんの少々検査用の血が抜かれた
うっ、ちょいとクラクラきた
とりあえず第一関門突破!
献血台に案内される
採血担当のお姉さんの第一声
「前回、具合が悪くなったようですねっ!」
この人は、口調がきつい
また言われた!
さすがIT社会である
(こいつは、献血もロクにできないチキン)
とでも赤十字のサーバーにインプットされているのか?
「今回も具合が悪くなるようですと次回から献血はお断りになります」
「どうなされますか?」
脅しかよ~~?
たかが献血だぜ~!
(今思えば、血を抜いた後に事故があったことがあるのだろう)
(冷静になれば理解できる、大人の一言である)
「大丈夫ですからお願いします!」と、このお姉さんにも繰り返す
「ちょっと痛いですよっ!」と職業的にのたまうお姉さん
今度は左腕に針をさされる
採血開始!
「あと半分です」 おっ!
「もう少しで終わりです」 やった!前回越え!!
「お疲れ様です」 お~!リベンジ完遂!!!
(やった~!)立ち上がろうとしたその時、腕に血圧計が巻かれる
自分の様子が目に見えておかしいらしい
確かに血圧計が示した数値は異常に低い
「ありがとうございましたっ!」と回りの皆さまが送りだされていく中、
前回同様、台に留め置かれる
「大丈夫ですから」 かぼそく言っても相手にされず・・・
そこから望みもしないVIP待遇
ジュースをどうぞ、ドーナツはいかがですか?
電動式の献血台は、頭を下に角度をかえる
自分の状況は、マニュアル的にそのまま帰すわけにいかないようである
やさしい対応の奥の目は冷たい
だから最初からやめろって言っただろっ!
余計な手間かけんじゃねーよ!
口には出さないお姉さんの眼は語っている
長らく献血台を占領してたのち血圧が戻ってきた
「もう大丈夫みたいですね!」 解放のようである
追い打ちをかけてお姉さんは言った
「献血はむかないようです! 別のことで貢献することをお奨めします!」
はい、言われなくても自分でもわかります
かえって、ご迷惑をおかけしたようで大変申し訳ありませんでした
血が苦手である。 献血は性に合わない。