なんかベタな展開になる&晴矢がなんとなく悪役ですがご了承下s((殴
ここはとある中学校。私達4人は転校生。
─…そして、転校初日から私達は追われるはめになった。
「キャー!!涼野くーん!!」
「ほら!晴矢君よ!!」
風介と晴矢には女子の黄色い声。
「涼宮さん!!」
私には男子の嫌な声。
「「アフロディ様ー!!」」
そして、アフロディには男子からも女子からも歓声・喚声が浴びせられていた。
『あーもう!うざったいな!!』
照美「ハハ…きついね…。」
晴矢「アフロディのヘブンズタイムで何とか出来ねぇのか!?」
風介「君は馬鹿か?ここでそんなことをしたら校舎が壊れてしまうだろう!!」
みんな息絶え絶えになり、死に物狂いで走り逃げている。
こうなったら…
『分かれるよ!みんな違う場所に逃げて!』
─…で。
『なんで私と一緒の方向なの!?』
晴矢「知るわけねぇだろ!!」
私と晴矢は何故か同じ方に向かっていた。
晴矢「…よりによってこいつと一緒かよ…。」
『? なんか言った!?』
晴矢「何でもねぇ!」
晴矢が何か呟いたような気がした…けど、今はそれどころじゃない。
『とりあえず隠れなきゃ…!』
キョロキョロと隠れられる場所を探す。
晴矢「…こっちに来い!」
瞬間、グイッと腕を引っ張られた。私は身を任せるようにそのまま晴矢についていく。
『こ、此処!? うわぁっ!!』
女子「あれ…? 確かこっちに…。」
男子「まだ近くにいるはず!」
皆、ざわめきながら探している。一方私達は…
『《晴矢!!狭いし苦しい!!》』
2人して、物凄く狭いロッカーに隠れていた。
晴矢「《騒ぐんじゃねぇ!気付かれるだろうが!》」
かなりの小声で会話してるけど、それでも話すだけで気付かれる確率は高い。……やっぱり恥ずかしくて耐えられない。
話そうとした瞬間、晴矢に、開きかけた口を右手で押さえられた。
暫く経ち、パタパタと離れていく足音が聞こえたと同時に、私は、バンッ、とロッカーを開けて外に出る。
『…なんで此処なの!?』
晴矢「仕方ねーだろ!?」
『ほ、他にも沢山あったでしょ!?』
晴矢「ほら、あれだよ、えーっと…終わり良ければ全て良し!」
『良くない!!』
苛々しながら怒鳴る。この馬鹿め…!!
『ったく…。…とりあえず戻ろ…。』
晴矢「……。待てよ。」
クルッと後ろを向き、歩き出そうと足を出した瞬間、グッ、と腕を掴まれた。
『? まだ何か用…………っ!?』
いつの間にか、晴矢に後ろから抱かれていた。
一瞬戸惑ったけど、すぐに冷静になる。
『…何?急に。離して。』
晴矢「…嫌だ。離さねぇよ。」
『離して。』
私が何回言っても相手は離そうとしない。逆に、腕の力が強まるばかりだ。
私は暫く黙っていたが、いい加減離してもらおうと相手の名前を言いかけると、晴矢は私の耳元で、思いもよらない言葉を口にした。
晴矢「…お前が好きだから、離したくねぇ。」
『…!?』
色々な感情が混ざり合い思わず絶句してしまう。
…その時、一瞬相手の腕の力が緩んだ。私はその隙に晴矢から離れる。
──のも束の間。晴矢は私の両手首を捕らえ、私はそのまま壁に押し付けられた。
晴矢「…ぜってー離さねーからな。」
相手の眼差しは本気だった。心の奥底で、恐い、という気持ちが出来る。
『──…風…介…。』
私はジワッと涙目になりながら、思わず風介の名前を口に出した。
晴矢は私が風介の名前を言った瞬間、悔しさ、苛立ち…そういった感情が混ざったような、複雑な表情をした。
晴矢「……んでだよ。」
『……え………?』
晴矢「…なんで風介なんだよ……!!」
『晴………っ!?』
晴矢は無理矢理重ねてきた。
その後も重ねたままで、私は息が続かなくなる。苦しくて、離れようとしても、それ以前に身動きが全く取れない。
涙が頬を伝った直後、晴矢は唇を離し、私を強く抱き締めてくる。
『…晴…矢、離して…!』
晴矢「離して欲しかったら俺のもんになれ!!風介のことなんか考えんじゃねぇ!!」
無理な要求をされ、私はどうすればいいか分からなくなる。風介が好き。でも、このままじゃ晴矢は離してくれない。
─…
『私…「何をしている。晴矢。」…!?』
晴矢「…チッ。」
声が聞こえた。それは、紛れもなく風介の声。
晴矢は風介の姿を見て、舌打ちをする。
風介「…涼宮を離せ。晴矢。」
晴矢「ふん、誰が離すかよ。」
風介「離せ…!!」
風介は眉間に皺を寄せ、晴矢を睨む。晴矢は再度舌打ちをすると、私を離して去って行った。
私は少し震えながら床に座り込む。
風介「…大丈夫か。」
風介が私の目線に合わせて囁きかける。
私は、恐かったという気持ちを圧し殺して、大丈夫、と強がり立ち上がる。
風介「………。」
その瞬間、私は風介に抱き寄せられ、重ねられた。
『!? な…!!』
風介「…消毒だ。」
相手は不敵な笑みを浮かべる。私はその場に只々突っ立っていた。
─END─
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