腐向け!
苦手な人は回れ右!
 
 
 
2010年3月13日。
それは、雷雷軒から帰る途中だった。
風丸「円堂!」
円堂「あ。風丸!」
俺の友達、風丸が駆け寄ってきた。密かに、俺の想い人でもあるんだけど…。
円堂「どうしたんだ?風丸。」
風丸「いや…。ちょっと聞きたいことがあって。」
円堂「聞きたいこと?」
風丸「円堂は、クッキーとマカロン、どっちが好きだ?」
円堂「えーと…なんかよく分かんないけど…。俺はクッキーの方が好きだな。」
風丸「そうか。分かった!じゃあな!円堂!」
風丸は笑顔で走り去って行った。なんだったんだろう。
 
─翌日─
 
風丸「なあ、円堂。」
円堂「ん?なんだ?」
風丸「今日も、鉄塔広場に行くのか?」
円堂「ああ。当たり前だろ?」
風丸「そうだな。」
円堂「…どうした?」
風丸「いやっ、何でもないんだ。」
円堂「それならいいんだけど…。」
 
練習が終わり、俺は、いつものように鉄塔広場で自主練をしていた。
風丸「…円堂。」
円堂「風丸!」
風丸は、何か覚悟を決めたような顔をしていた。
風丸「頑張ってるな。」
円堂「次は世界だからな!これくらい頑張らないと!」
風丸「…円堂。今日、ホワイトデーだよな。」
円堂「ん? あー…そういやそうだな。」
風丸「これ、お返しだ。チョコクッキー。」
風丸は赤いリボンの付いた包みを俺に差し出した。
円堂「俺に? サンキュー!」
買ったチョコだったとはいえ、返してくれるなんて。しかも手作りを。
風丸「でさ…、円堂。大事な話があるんだ。」
円堂「…大事な話?」
風丸は、俺を真剣な眼差しで見つめてきた。
風丸「円堂のこと、好きだ。」
円堂「風…丸…。」
風丸「ずっと…言いたかったんだけど、なかなか言えなくてさ。」
円堂「…じゃあ、ずっと両思いだった…ってことか。」
風丸「え…?」
円堂「俺もだ!」
風丸「……!」
 
俺達は静かに重ねあった。
 
 
   ─END─
 
 
 
 
 
 
 
 
 
風丸《今日のこと、内緒にしてくれよ?》
円堂《だな…。ばれたら何かと面倒だからな…。》