ドリミーさんやナスさんたちのおかげで、土砂崩れでトンネルの中に取り残されてしまった状態でも生存することができるようになった。
正直言って、死ぬかと思った。
この世界で死の恐怖というようなものを感じることがあるとは、あまり考えたこともなかったので、尚更怖くなった。
私のやることは、トンネルを掘ること。
トンネル内部に取り残されてしまっている状況でもやることは変わらない。
トンテンカン、カンキンカン♫
私がリズム良くツルハシを振るっていると、
なにやってんだ?
と、話しかけられた。
ナスさんやドリミーではない。
振り向くと、赤いヒトがいた。
誰?
と、聞いてみると、
そういや、俺って、誰なんだろうな?
と、笑っている。
私が少し戸惑っていると、
で、何かあるのか?
トンネルを掘っていることや、生き埋めとしてここにいることなど事情を話した。
すると、ふーんと、あまり興味がないようにして、
俺にもやらしてくれよ
と、ツルハシを振るってくれていた。
その勢いは凄く、いいセンスを持っている。

