サザエさんの面白い落ち(120)
面白いと言うより、他愛ない大人のいたずら。
朝日文庫版39巻〔80頁〕・昭和43年
『マスオさんとノリスケさんが、スーパーのアイスクリーム売り場にいます。店員の女の子に、ノリスケさんが、指を2本立てて、アイスクリームを買っています』
『マスオさんとノリスケさんは、受取ったアイスクリームをお店の中で立ち食いしています。2人が食べているのは、カップアイスです。二人は、カップは食べず、アイスクリームだけ食べています』
『2人とも、食べなかったカップを手にしています。マスオさんが、これどこに捨てようかとノリスケさんに言ったのでしょうか、ノリスケさんが店内のある一角を指さしています』
『ヘアピース売り場の商品に、レイディようヘアピースに鬼の角のように2個のアイスクリームのカップが置いてあります。店員さんが気付いた時は二人の大人が、子供のように逃げ去って行きました』
カップ入りのアイスクリーム!貴方はどのように食べますか?
カップを残しますか、それとも食べてしまいますか?
子供の頃、カップ入りアイスクリームを食べていましたが、カップも残さず食べました。
コーンのカップが、カリカリとの感触も好きでした。
マスオさん達二人は、カップを食べないで残す人達だったようです。
二人は、食べ残したカップを、ゴミ箱に入れて捨てればよいのに、
ノリスケさんのイタズラは、
「マスオさん、あのヘアピース売り場を見て御覧、丁度いいものが置いてあるよ。あのヘアピースは茶バツで鬼の頭のようだ、茶色のこのカップはあの鬼の角にしようよ」
マスオさんも、直ぐに同意し、ソーツとヘアピース売り場に行きました。
それぞれ、持っていたアイスクリームのカップをヘアピースに、まるで鬼の角のように置きました。
これは、自他とも認める完全なイタズラです。
二人は、店人さんが気が付かないうちに、逃げ去りました。
既に子供もいる完全なる大人が、ふと、やってみたい完全な他愛ないイタズラと思います。