サザエさん:カツオ君の怒り(4)

 

再び、カツオ君の反抗期です。

 

朝日文庫版、42巻〔98頁〕・昭和46年

『カツオ君がランドセルを背負って学校に行きます。玄関で靴を履き、家を出ようとすると、サザエさんが、現れました。カツオ君が何も言わずに、家を出ようとするので、「いってまいりますは?あいさつぐらいしたらどォ!」と怒っています。カツオ君は「・・・・・」と何を言っているのかさっぱりわからない、ブツブツと言いながら出て行きました』

『カツオ君が、ランドセルを背負って帰ってきました。台所で、お味噌汁を作っていたサザエさんが、カツオ君の方に振りかえり、「おかえり」と言うと、カツオ君は、無表情で、「いってまいります」と言いました』

『夕食の時間です、テーブルにカツオ君とワカメちゃんが座っています。サザエさんが、炊飯器から、カツオ君の茶碗にご飯を盛って、カツオ君に渡しています。カツオ君は、その茶碗の方に手を差しのべて「ただいま」と言って受取りました。ワカメちゃんが、変な顔をしてカツオ君の顔を見ています』

『カツオ君とワカメちゃんが寝る部屋です。ワカメちゃんは、蒲団に入って寝ています。カツオ君は、蒲団を被ろうとしています。お父さんが見ていると、カツオ君は、「いただきます」と言いながら、蒲団の中に潜り込みました』

 

カツオ君は、どうしたのでしょう?何を怒っているのでしょうか?

何があったのか理由はわかりませんが、サザエさんが話しかける一言一言に一刻一刻、ずらして、サザエさんの言っていることに返事をしています。

 

カツオ君は、反抗期だそうです。

お姉さんが、何かと小言に聞こえることを言うものですから、お姉さんを、無視するかのように、逆らっているのでしょう。

 

カツオ君!くだらない反抗は止めた方がいいぞ!

その内、サザエさんのコブシが、君の頭に落ちてくるぞ!

 

カツオ君、念のため、言うが、正しくは、

学校へ家を出る時が

「いってまいります」

学校から家に帰って来た時が

「ただいま」

ご飯を食べる時が

「いただきます」

それから、蒲団に入る時は

【おやすみなさい】

だよ。

 

だから、正しく反抗するには、君は、学校へ出かける時は、ぼそぼそと訳のわからないことは言わず

【おやすみなさい】

と大きな声で言うべきだ!