サザエさんの選挙(12)
選挙は終わりました。投票率が最低だったそうです。
朝日文庫版、37巻〔12頁〕・昭和43年
『投票所です。サザエさんが、投票用紙に記入し、投票箱に入れようと箱に近づいています。すると、マイクを持った報道インタビュウアが、目の前を横切った若い娘さんを追っています。娘さんは初めての選挙のようです』
『報道インタビュウアは、娘さんを捕まえると、マイクを突き出し、「はじめての投票ですネ!!かんそうをどーぞ」と聞いています。娘さんは、「それやられるとおもったわ」と言いながらスカートのポケットから、折り畳んだ部厚い用紙を取り出しました』
『娘さんは、折り畳んだ部厚い用紙を拡げると、書いていた文章を読み始めました。「われら若き世代の負うべきせきにんはおもい・・・・・・」。報道員は、キョトンとしています』
『報道インタビュウアは、途中で「も、もうけつこうです」と言うと何処かへ立ち去りました。娘さんは部厚い用紙を手にし「てつやでかきあげたのよ~」と怒っています』
今度の選挙は、投票率が戦後最低だったそうですね!
若い世代の政治への無関心が、この投票率に現れたのでしょうか?
若い世代の人達は、何故、今選挙なのか!それを理解しようとし、この度の、安倍氏の言う選挙の必要性に疑問を持ち、選挙を拒否したのかもしれません。
若い世代の人は、選挙については真面目に考えている人が沢山いる筈です。
その証拠が、上の娘さんです。
明日選挙だわ。
是非とも投票に行かなくっちゃ駄目だわ!
きっと!私のような新鮮な投票者は、インタビューされるに違いない。
其の時は絶好なチャンスだ、
現在の政治ついて日頃思っていることを、インタビュアーのマイクを通じて世の中に訴えたい。明日の選挙までに、私の意見を徹夜して纏めて持って行こう。
インタビュアーが、やってきたわ、纏めた私の意見を、読み始め、しばらくしたら、もう結構ですだって。
最後まで聞かず逃げて行ってしまった。
若い世代の意見を真面目に聞こうとしない。
これが駄目なのだ、折角、投票率を上げようと思っているのに、このどうでも好さそうな大人の態度が駄目だ!
自分勝手な解散総選挙には、私たち若い世代だけでなく、広い世代の人達が棄権したのでしょう。