サザエさん―女性の身だしなみ(3)
女性がきれいでありたい時、爪も形を整え、模様をつけます。
朝日文庫版42巻〔14頁〕・昭和46年
『パーマをかけ、顔に沢山のお肉が付いた和服の女性が、自分の爪に細いi筆で何かをしています』
『豪華な鏡台の前に腰かけて、爪に何かを描いていると、突然、外が騒がしくなりました。女性は、外の方を振り返っています』
『女性は、余りにもの騒々しさに、窓を開けて庭を見ました。そこには、犬小屋に鎖で繋がれた猛犬が、訪れてきたマスオさんのズボンのお尻に噛みついています。マスオさんは、悲鳴を上げて逃れようとしていますが、猛犬が、ガッチリと噛みついて離さないようです』
『○○○○』
噛みつかれたマスオさんは、どうなったでしょう。
爪に何かを描いていた女性は、どうしたでしょう。
多分、マスオさんは、大声を出して叫んでいたと思います。
「奥さん助けてくれ!犬が噛みついて話さない、牙がお尻に食い込んで痛いよ!」
しかし、そんなマスオさんを見ても、今、女性は、即座には、何もしてあげることは出来ません。
「コラーッ!タロウ!はなしなさい!」
と怒鳴っても、噛みついてしまったタロウは、決して離さないでしょう。
庭に飛び出して、鎖を引っ張ることもできないのです。
女性は、爪に何のために、何を描いているのでしょう。
爪、ネイルに何かを描く、女性のオシャレのようですね!
このオシャレは、何というのでしょう。
何と言うか知りませんが、ご婦人達の中には、かなりの人が関心を持ち、やったことがある人、やっている人がいると聞きます。
爪のお洒落にも、いろんな方法があるのでしょう。
爪に自分でデザインした模様を、顔料をエナメルに溶かした塗料で描き、描いて後、早く固まるように息を吹きかける。
こんな、ネイルのおしゃれをしている図を見たことがあります。
自分でやるのは大変でしょうね。
ネイルサロンと言う、爪のお洒落が出来る専門のお店があるのでしょう。
結婚式に出るよう特別の日では、専門のお店に出かける。
しかし、毎日、ネイルのお洒落をする人、例えば、上記の女性などは、鏡台の前に腰かけ(ネイルのお化粧を、何故、鏡台お前でするのでしょうか?)ネイルのお化粧をしています。
自分でお化粧をするのですから、エナメルに溶かした塗料を使っているのでしょう。
そうすると、塗料を塗った後は、フウフウと息を吹きかけ〔ドライヤーを使ってもいいと思います〕、乾かすための時間が必要です。
乾くまで、大人しくしていなければなりません。
ですから
『○○○○』は、こうなっていました。
『お肉のついた和服の女性は、お尻を噛まれているマスオさんを見ながら、10本の爪先に、フーフーと息を吹きかけながら、「もうじき かわくワおまちになってェ」と言い、マスオさんは、お尻を咥えられて悶えています』
女性が10本の爪先に息を吹きかけているのを見て、気付きました。
自分で爪先のお洒落をする時、例えば、右利きの人が、左手の爪さきに、右手で模様を描き、細かに塗料を塗ることは簡単にできるでしょうが、右手の爪先は、左手で模様を描いたり、塗料を塗ったりすることが簡単にできるのでしょうか?
この女性は、左右の手の爪にお化粧をして息を吹きかけているのですから、大変器用な御婦人だと、感心しました。
それとも、付けネイルというものがあり、それを自分のつめの上にシールのように貼り付ける爪のオシャレがあるでしょうか?
ともかく、女性のお洒落は、ツケマツゲ、描き眉毛、爪のお洒落など、あちこちと大変ですね?それも、より以上美しくありたいと思うと仕方ないようですね。