サザエさん―ネズミ(4)
朝日文庫23〔145頁〕・昭和36年
『鏡餅を乗せて飾っていた三方を手にした、サザエさんのお母さんが、鏡を覗き込んでいるサザエさんに、「ふとったよ」と声をかけています。サザエさんは、鏡の中の顔を見ながら「あらそう?」と答えています』
『突然、2人の足元を、ネズミが、壁と床との境目に出来ていた小さな穴に向かって走っていきました。2人はギョッと驚いています』
『ネズミは、穴に頭を突っ込んだまま、体が穴の中に入っていきません。ネズミは、穴に入ろうともがいています。しかし、体が穴に入りません。三方を持ったままのお母さんと、立ち上がってお母さんの後ろで震えているサザエさんが、ネズミが穴の入口でもがいているのを見ています』
『ネズミは、壁の穴の中に入ることができず、穴から頭を引きぬくと、壁に沿って走りさりました。ビックリして見ていたお母さんとサザエさんは「やっぱりおもちのせいだ」と判りました』
ネズミは、鏡餅を齧っていたんでしょうか?
お正月のお餅で、かって出入りしたことのある穴にも、入りきれないほどメタボになっていたようです。
食べすぎには注意しましょう。
貴方もメタボにならないとも限りません。
とネズミが教えてくれました。