カツオ君!(35)
お父さん深酔い過ぎると、カツオ君に尻ぬぐいをさせられますよ。
朝日文庫版21巻、昭和33年
『朝、目を覚ましたお父さんが、布団の上に上半身を起こしています。昨日の夜深酔いして帰宅し、まだ二日酔いが残っています。ワカメちゃんが近寄ってきました。そして、昨日の夜、お父さんは酔っぱらって帰ってきて、カバンも、お土産の寿司折りおっぽりだし、タンスの前で逆立ちをしたんだよと、身ぶり手ぶりで、楽しそうに教えてくれました。お父さんは、「そうかなぁ・・・きのうのことはさっぱりおぼえておらん」とにこやかに頭を引掻いています』
『次に、サザエさんンが近寄ってきました。そして、お父さんは昨日の夜、酔っぱらって帰ってきて、靴を履いたまま部屋に入り、お母さんに叱られ、靴を脱がされ、その時、尻もちをついて、障子を破ったんだよと、お父さんを指さして、冷やかすように言っています。お父さんは、頭を照れくさそうに引掻きながら、苦笑いしています』
『次に現れたカツオ君が、二つに割れた大皿を手に持ってお父さんに見せながら、酔っぱらったお父さんが、食卓の上にあった大皿を肘で突き飛ばし、火鉢の縁に落とし割ったんだよと言っています。お父さんは、大変なことをした、すまないと言わんばかりの顔をして頭を引掻いています』
『まだお父さんのそばにいたサザエさんが、カツオ君の言っていることを聞いて、「カツオそれはあんたのしわざでしょう」と叱りつけました。カツオ君は「ばれたか」と言いながら、割れた大皿を持ち、頭を引掻きながら立ち去りました。お父さんは、二日酔いも冷め、カツオ君に呆れています』
サザエさんの4駒漫画です。
久しぶりに深酔いしたお父さんがいます。
グデングデンに酔っているようで、家に、帰りカバンも、お土産の寿司折りも、ほおりだして逆立ちしたり、靴を履いたまま部屋に上がり込み、お母さんに靴を脱がされて、ひっくり返って障子を破ったり、さんざん荒れたようです。
その上、カツオ君は、割れた大皿の破片まで持って、酔ったお父さんが肘で飛ばし、火鉢の縁で割ったなどと、皆にさんざんに言われ、頭を引掻き小さくなってしまいました。
しかし、大皿は、カツオ君が割ったもので、悪賢いカツオ君が、酔っぱらったお父さんの所為にしようとしたようです。
カツオ君の悪だくみもサザエさんにばらされてしまいました。
お父さん!余り深酔いすると、カツオ君の尻ぬぐいをさせられますよ。お酒はホドホドに!
物忘れしない程度に致しましょう。
地下鉄のベンチで、カバンを枕に横になっています。
とんとんと誰かが軽く叩きます。
目を開きます。
駅員さんが、「終電ですよ」と起こしてくれました。
今晩は、相当酔っているぞ!
列車にフラフラと乗り込む。
朝、布団の上で目が覚める。
ベンチで寝ていたことを思い出す。
あれから、渋谷で乗り換え、浜田山までどうして帰って来たのかな?
そこの所の記憶がない。
家に帰って、暴れた記憶もない。
不思議な深酔いの後の朝の目覚めだ。
あれほど飲んだのに、どうして帰ったのか、家に帰りついていた。
お酒もこの程度?に致しましょう。