四駒漫画(409):サザエさんのお父さん(23)
お父さんが、珍しく怒鳴って怒っています。カツオ君宿題くらい自分でやれ!
朝日文庫版20巻、昭和33年
『カツオ君は、お父さんの前に畏まって座っています。お父さんが、カツオ君を大きな声で叱っています。お父さんは、手には何も持たず、説教を始めました』
『お父さんの説教は、長い時間が必要なようで、お父さんは、傍らに灰皿を持ってきて、タバコをのみながら叱り続けていました。カツオ君は、グーッと首をうなだれて、お父さんの説教をうんざりしたような様子で聞いています』
『長い時間、説教を聞かされたカツオ君は、突然、顔を上げ、お父さんを見つめると「お説教はその位にして、とりかからないと間に合わないよ」と言い出しました。お父さんもハッと気づいたように「そうか」と納得しています』
『お父さんとカツオ君は、二人ともねじり鉢巻きをして、勉強机の前に並んで座り込み、机の上にノートと教科書を拡げ、カツオ君の宿題を始めました。沢山の宿題が出ていたらしく、カツオ君とお父さんは、渋い顔をしながら、ノートの上に鉛筆を走らせています』
四駒漫画です。
夏休みの時期に、サザエさんのお父さんにそっくりの、お父さんの双子のお兄さんが、遊びに来ていました。
そっくりの2人の、子供の頃の思い出や、ワカメちゃんが絡んで遊んだり、美味しいスイカを、大人が子供にかくれて食べようとしたり、お父さんがお兄さんを東京見物に案内したりしていた時の出来事など、その間の面白い出来事が続けて紹介されていました。
お兄さんが遊びに来ていたのは、夏休の間だと思いますが、お父さんは、お兄さんの御世話をしていて、大事な仕事を忘れていたのです。
お兄さんが帰った後、その溜まっていた仕事に気が付きました。
その仕事は、カツオ君の宿題を一緒にやること?だったのです。
お父さんが珍しくカツオ君を、どなり散らして、説教しているのは、カツオ君が自分で宿題をせずに溜めていたことのようです。
カツオ君が、溜めていた宿題の量の多さには簡単な叱言では済まない。
カツオ君を、正座させ、タバコを一服する位の長時間、説教をしはじめました。
タバコ1本をふかすのには、5分以上はかかるでしょう。
タバコを飲みながら、怒鳴られたらカツオ君は、たまったものではありません。
早く宿題を片付けなければならない。
親父の愚痴は聞かねばならぬ!
早くして呉れ。
ついに言ってしまいました。
説教より早く宿題を片付けよう。
と言うことで、お説教を止めて貰い、已む無く、机に並んで宿題を始めました。
カツオ君は、自分の宿題くらい自分でやりなさい。
お父さんは、忙しいんだぞ!