四駒漫画(384):泥棒(17)
地震予知能力に優れ、高価な物に眼もくれず、地震携帯品を盗んで褒められた泥棒。
文庫版44巻、昭和48年
『ネグリジェ姿のご婦人が、ベッドの上に、サルグツ輪をされ、足を縛られ、両手を後にされて体を縛られています。強盗は、洒落た化粧ダンスの引出を物色しています。引出しの中にはダイヤ、エメラルド、ヒスイ、真珠などの宝石があり、泥棒は真珠を手にしてジッと見ています』
『次は、洋服ダンスの戸を開いて中を物色しています。その中に印鑑、通帳、株券などがあり。泥棒は、それらを次から次に放り投げています。その部屋は投げ出された通帳、印鑑、株券、沢山の宝石が散らかっています。縛られたご婦人は、強盗の仕草を見ているだけです』
『夜道を、大きなボストンバッグをぶら下げた泥棒が駆けて行き、その後を怖い顔の制服制帽の警官が「待てッ」と怒鳴りながら追いかています』
『警察の中です。警官がボストンバックをひっくり返して、中身を机の上にばら撒いています。バッグから出てきたものは、インスタントの味噌汁、ラーメン、缶詰、懐中電灯、携帯ラジオ、包帯、薬袋などの地震携帯品だけが出てきました。警官は「こころがけとしちゃいいんだが」と意外そうな顔をしています。泥棒は、「でしょうダンナ」ととぼけた顔です』
サザエさんの四駒漫画でした。
高価なモノは盗すまない泥棒でした。
宝石類や通帳や株券など高価で価値のある物には目もくれず、地震携帯品を盗んだ泥棒でした。
泥棒が何故こんなもの盗むのか判りません。
日本は、地震国ですが、この泥棒、近いうちに地震があることを予知する能力があったのでしょうか?
捕まえた警官は、何故こんなものだけを盗んだのか意外だったでしょう。
警官は、「心がけとしちゃぁいいんだが」と褒めていますが、泥棒たるものが高価なものを盗まないで、地震携帯品を盗むとはなんたる心掛けでしょう。
しかし、盗む必要があったのかもしれません。
警官殿。「キミ!何故こんなもの盗んだのか」と泥棒に問いただして下さい。
大地震が、何時、何処に来るのか、白状して呉れるかもしれませんよ。